2012年に、


sileri2012S.jpg
              Pediocactus sileri in Utah habitat



日中の暑熱が嘘のように冷え込んだユタ州の朝。
まばゆい陽ざしを浴びた孤独な天狼(Pediocactus sileri)は、
荒涼とした石くれだらけの山肌から、私を見下ろしていました。
岩山の下の、平らなところに生えている株は、大半が枯死していました。

この地が彼らにとって理想的な環境だった時は、既に過ぎてしまったのか。
生き残った天狼も、花を咲かせ実をつけながらも、あらたな生長の痕跡は乏しく、
植物体の下半分を徐々に石灰化させながら、ゆるやかに終わりの時を待っているようでした。

ともかくも、時は過ぎる。この天狼にも、私たちにも。
それがどのような時であるかを誰もあらかじめ知ることは出来ない。


いろいろなことがありすぎた年が過ぎ、ともかくも2012年を迎えました。
今年もよろしくおつきあい下さい。



Shabomaniac!

テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

非公開コメント

時代が変われば、自然環境も変わる。
私たちはただ自然を受け入れるしかないのでしょうか。
さっき、千葉県南部を震源地とする震度4の地震があって、
元日から地震って・・・って思いましたが、これも自然の力ですもんね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Shabomaniac!さま
本年もよろしくお願い致します。
サボテンって、哲学的ですね。
写真のものは、孤高の・・という感じがします。厳しい環境の中、石灰化して周りに仲間がいなくても当の本人は幸せそう。
Shabomaniac!さんの拘り栽培記事、いつも楽しく拝見させてもらっております。更新楽しみにしております!

The first day of 2012

地球が出来て以来数々の地殻変動を経て出来上がった、
あの西部の荒野、およそ命の予感のないようなところに平然と、
生きてきた、"Pediocactus sileri" ,   St.George の南あたり
なのでしょうか、種を存続出来ないかもしれないほどの
厳しい状況、残念です。 それに人間も関与しているのでしょう
きっと。
Cactus にかぎらずそのようになってしまった、生物は
多いのですよね。
そのすべてと共存は、非常に難しいように想えます。
私たちは豊かさを求め続けていますから。
新しい年、 何が大切なのかを改めて考えたいなと、感じます。

2012年、今年もよろしくお願いします。

地殻変動から新たに生まれる命もまたきっとある!と良い方向への希望を底力として持ちたい2012年始まりです!イェイ
楽しい年になりますように!今年もよろしくお願いいたしま~す!オ~ッ!

自然の営みの中での環境変化なら仕方がないことなのでしょうが、このところ起きてきている善からぬ事どもには、”人為”の影がつきまといますね。

どんな年になるのか本当に誰にも分かりませんが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

明けまして、おめでとうございます。皆さんのコメント等、色々勉強させて戴いてます。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
とはいえ、昨年末からの書き込みですが!
孤高のサボテンと太陽、この写真圧巻ですね!
すごくパワーを感じる気がします!

武田邦彦著 ”生物多様性のウソ”を読んでいて、ワシントン条約などについて考えさせられます。

宇宙は無常の世界ですが、滅んでゆくものに無情ではいられないし。


正月は冥土の旅の一里塚、目出度くもあり、目出度くもなし。
という言葉が浮かんできました。

孤高の天狼が青の世界から目覚めるそのひと時がとても美しいです!
この姿は私達の記憶の中に生き続けるのですから、美しさは(気高さは)永遠だと思います。
こんな年がいも無くロマンチストな私ですが、今年も宜しくお願いいたします!(笑)

あらためて、ことしもよろしくお願いいたします!

>roka79さん
元旦の地震は、私もビックリしました。よりによって新年初日から・・・と。今年は、地殻変動の穏やかな一年であることを願ってしまいます。植物を存分に楽しめる年にしたいですね。
>横浜Hさま
いつか南アで岩床に潜むマイクロメセンにも会いに行きたいです。CR氏の写真を眺めて嘆息しています。今年も、メセン栽培の師匠としてよろしくお願いいたします。
>Yucca | URL | CHmK6Uq.
ユタには2つの天狼コロニーが知られていますが、ともに個体数が激減しています。採取などではなく、周期的なコロニーの変動と見るひともいて、そうだとすると、これまた深い話です。
>takoyashikiさん
海から何百マイルも内陸の標高1500mもあるペディオの産地に、貝殻の化石だらけのところがあります。過去には海底だったということで、思わず嘆息してしまいますね。
>アイハルさん
見たくない現実を見る、みたいなことが、ほんとに苦手な国民性なんだなぁ、と思う一年でもありました。でも、生き物とつきあっていると、いやでも「現実的」になりますよね。
>apple さん
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。気楽になんでも書き込んで下さい。それでもって、もっともっと深みにはまって下さ~い^^。
>maritimaさん
この天狼の自生地のすぐ近くでキャンプしました。夜が明けるのを待ちきれずに、暗いうちから山を歩き回り、天狼の山でご来光を拝みました。
>queiitiさん
ワ条約はかなりデタラメだ、とメサのSB氏が怒ってました。植物好きとしては、自生地のサボテンや多肉を守りたいですが、ワ条約は種の指定の仕方など、必ずしも合理的ではないようです。
>saeさん
小学生のとき、火星みたいなアタカマ沙漠で、黒王丸群落の側に寝袋で夜明かしを夢見ました。まだ果たせていませんが・・・。でも、今も同じこと考えてしまいます。

ほかの皆さまも、今年もよろしくお願いします。
一緒に植物や虫や魚や、ヒトを含むその他もろもろの生物と楽しく過ごせる一年になりますように。



旧年中はお世話になりました。
あけましておめでとうございます。

興味を引く記事が多くて時々見に来てます。
下のペタンコズ。面白かったです。

ある程度の絶滅は仕方ないんでしょうが、知られる前に消えてしまったサボテンも多いんでしょうね。そう思うと残念。

今年もいろいろお教えいただけるの楽しみにしています。昨年は本当いろいろありましたけど、今年は良い年になることを願います。

>さくさん
こちらこそ、今年も宜しくお願いします。知られる前に消えたサボテンもあるけれど、きっとまだ知られてない素敵なサボテンもきっとあるんじゃないか。沙漠を歩くときには、万々が一でもそんなのに出会えたら、とか夢想してます。
>guritogureさん
各国の種屋さんのリストも出揃い、春蒔き種の選定(というか絞り込み)に悩む季節になってきました。去年の蒔き残しもだいぶあるのに、それでもまたあれこれ欲しくなってしまう・・・困ったもんですね^^;。



プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物、栽培、探究。

最新記事
全記事表示を読む

全ての記事を表示する

カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
Excite自動翻訳
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる