真っ赤な多肉ツリー。

年の瀬が近づくと、赤い花がやけに気になる。
ジングルベルが鳴り出すと、なんだかソワソワする。バブル時代に青春を過ごしたせいかな。
むかしほどは盛り上がらないけど、今もこの時期になれば赤と緑のクリスマスカラーが街に溢れます。
栽培場に入っても、自然と目が行くのは赤い花。というわけで、まずはこんなの。



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                  Haemanthus sanguineus


ヒガンバナ科球根のハエマンサスです。少し前のエントリーで白花を紹介しましたが、こんどは赤花。
ハエマンサス・サンギネウス(Haemanthus sanguineus)。種小名は血のような赤という意味らしい。
おそらく花の色を指しているのだと思いますが、もしかすると葉の赤い縁取りのことなのかも。
南アフリカ原産の冬型球根で、秋口の開花後に出葉し春まで成長。初夏には葉が枯れて休眠します。



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アップでもう一葉。
この種は花だけでなく幅広肉厚の葉姿にもたいへん鑑賞価値があり、むしろその部分で多肉ファンを
惹きつけてきました。だるま葉で有名なロツンデフォリウス(H.rotundifolius)も本種の異学名とされます。
写真の株は“サンギネウス”で入手の株で、ほかに“ロツンデ”で入手の個体もありますが、花はほぼ同じ。
とか言っても、葉っぱのある姿をご覧戴かないとピンときませんね。失礼・・・。

つづいてこちら。



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                 Crassula perfoliata M2340.4 Baviaanskloof


めちゃめちゃスタンダードな多肉植物です。私のようなヘンクツ者がこれを育てていることにもビックリ。
クラッスラの尖刀(Crassula perfoliata M2340.4 Baviaanskloof)です。
いつからうちに住みついているのか定かでないのですが、わーっと咲き群がっている様子が目につきました。
ごく近縁の神刀(ssp.falcata)は花ものとしてもさらに有名ですが、じつにに綺麗な花ですね。



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これ、ひとつひとつは小さくて形も素朴な花なのですが、星くずが数多集まって星雲となるように見応えあり。
里山の青い空をバックに撮ってみたのですが、日本の花木みたいに見えないこともない。馴染んでます。
花屋さんで売っているくらいなので栽培も容易で、私のところでも完全放置、つまりほかの植物に灌水する時に
水がかかるくらいですが、立派に咲きます。ただし、葉っぱちょいと汚れ気味ですが・・・。
でもあまりクリスマスっぽくはないか。

じゃ、最後はクリスマスツリーにしても良いくらい、この季節にベストマッチの植物。



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                 Monadenium spectabile


モナデニウム・スペクタビレ(Monadenium spectabile)。タンザニア原産の多肉植物です。
ユーフォルビアなどと同じ、トウダイグサ科の植物で、おなじく有毒な乳汁を含みます。
この属は塊根系の多肉が多いのですが、これは根も肥大するものの枝モノです。
ギザギザ不規則な突起に覆われた幹は径3-4cmほどで、体色はクリームがかった特異な緑色です。
葉は肉厚でゴムっぽい弾力があり、葉裏が赤みを帯びています。これだけでも鑑賞価値はじゅうぶん。



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しかしなんといっても見所はこの花です。「蟹の爪(Crab claw)」などとも呼ばれる奇妙な花の形と、
にごりのない透明感のある赤。植物体の緑は淡い色ありですが、いちおうクリスマスカラー。
しかもちょうど今の時期に咲くので窓辺にでも飾りたくなります。
むりやり解釈すればトナカイの角に見えなくもない(見えないってば)。
そう言えば、クリスマス飾りの定番、ポインセチアもユーフォルビア(Euphorbia pulcherrima)ですね。
スペクタビレは、花の色づきに個体差があるようですが、この個体は朱色成分の少ない甘い色合いの赤です。
栽培は、寒さに弱い(最低温度で5度くらいは保ちたい)ことをのぞけば丈夫。成長も早いので、うちの株は
私の身長を超えたところでいちどカットしました。なので挿し木株ですが、発根も容易です。ただし毒液には注意。

大株の方を我が家のクリスマスツリーにどうか、と妻子に提案したところ「痛くて毒なんてダメ」とあえなく却下。
なのでリビングにはホムセン出身のコニファーツリーが明滅してます。これだってチクチクするじゃんか・・・。



テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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モナデニウムを見るとなんだか赤いタラバガニ~を思い浮かべてしまいますwやはり赤はクリスマスカラーwタラバガニ~腹いっぱい食べたくなってきました~!毛蟹でもイイや~w最後の・・・「チクチクするじゃんか~」ほんと!みんなチクチク~?イガイガですよね~wぷぷぷ~w( ●  ^  -  ^  ● )

このモナデニウムをクリスマスツリーにしたいなんて。
妻子さんは精神的に健全なんだろうと思います^^;

同じ赤い花でもそれぞれ雰囲気が違っていいですね。
ウチにもクリスマスツリーがわりになるのがあるかどうか、
これから探しにハウス行ってみます。

クラッスラのお花すごく可愛いですね。
モナデニウムもきれいな色で…
Shabomaniac!さんの意外な記事ですね(^∀^)なんかちょっとホッとしちゃいました(笑)

ロツンデフォリウス、ずいぶん前に南ア輸入直後の苗を手に入れました。
・・・が、丸い葉っぱは最初の年だけ。
翌年からはサンギネウスに‘変身’してしまいました。

半日しか陽が射さないベランダ管理という、わが家の家風に馴染めなかったようです。
それでも律儀に毎年、真っ赤な花を見せてくれました。

いよいよこの秋、嫁入り先が決まったところ、
相手もいないのに初めて結実し、
数粒のタネを残して嫁いでいきました。
お礼のつもりなのかもしれません。

>takoyashikiさん
タラバガニ・・・たしかにそんな感じですねー。お正月向けの通販CMでカニが出てくるたびに思い出しちゃいそうです。なんとも不思議な格好の花ですね。このモナデはとっても花つきがよくて、カキ子の小さめの株でもちゃんと咲いてくれるので、おすすめです。

>roka79さん
たしかに、これをツリーにしたらサンタが来ないことは間違いなしですね。いぜん、ユーホのランガクの1mくらいのに電飾をくるくる巻いてツリーがわりにしたことがあります。葉っぱがないカラダに電線を巻かれて、何だかカワイソウな感じになってしまいましたが^^;。寒いところの木じゃないとあわないってことですかね。

>zilさん
クラッスラとか、アドロとか、南ア産のベンケイソウ多肉は何鉢か育ててます。サボテンと一緒にしているので、夏越しに気をつかいますね。妻や娘はやっぱり多肉派で、花盛りのメセンなんかは、かわいがってくれます。トゲトゲの勇ましいサボは、息子のみ、理解を示してくれます!

>noriaさん
ロツンデもサンギも、うちのは葉型があまり変わりません。そもそもシノニムなので、入荷時の名札がそうだった、というだけですが・・・。こんどハエマンサスの葉っぱ(花はなし^^;)をテーマにした記事を書いてみます。この仲間は葉っぱも見所ですよね。それと、一本でも結実するというのは私も知りませんでした。生長ゆっくりですが、実生楽しみですね。



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