夕映えメセン。

ことしは、自宅から離れたところにある栽培場に、メセンのためのスペースをつくりました。
一部の繊細なコノフィツムなどを除き、大半をそちらに移したのですが、
月に一度くらいしか通えず放置状態のため夏場はつらい思いをさせてしまい、
すっかり涼しくなった今になっても、皮を被ったまま目覚めてこない植物も。
もっとも、大半は元気で、ひさびさに訪ねた面倒見のわるい栽培者を満開の花で迎えてくれました。


IMG_6823S.jpg


この日はリトープス(Lithops)がよく咲いていました。
メセンの中でも、リトープスの花は、一部の園芸種を除いて黄色と白しかありません。
しかも、午後の遅い時間にならないと花弁はいっぱいに開かず、陽が沈む頃には閉じてしまう。
なぜだろうと気になったので、理由を調べたのだけれど、よく判りませんでした。
ともあれ、そんな訳で写真を撮影出来るタイミングもとても短いのです。
光線も暮色に包まれてしまいますが、それは味わいとして、ここでは補正しませんでした。


IMG_6815S.jpg

IMG_6627S.jpg


まずは黄花。
1、2枚目は上にも乗っけたディンテリ・ブレビス。
Lithops dinteri ssp.dinteri v. brevis C268(55 km SW of Warmbad,Namibia)。
惜春玉という和名があります。ポチっと疎らに散らした赤い斑点がチャーミング。


IMG_6789S.jpg

IMG_6801S.jpg


そして紫宝翠玉。
Lithops divergens v. amethystina(60 km WNW of Loeriesfontein,South Africa)。
数日前から咲いている花は、花弁が細長く伸びきってちがう花のような印象。
その名の通り、うっすら紫色に染まった球体、2枚目の写真でわかりますか。

小さな苗ばっかりですが、うちにあるのリトープス、大半は実生したものです。
コールナンバーを全部集めてやろう、とまでの野望はいまのところないので、気になった種類の
種を取り寄せて蒔いたり、戴いたり、むかし島田(群仙園)さんのところで分けて戴いた苗もあります。


IMG_6806S.jpg

IMG_6810S.jpg


白花のリトも良いです。
色々なタイプのある巴里玉(Lithops hallii SH1353)のなかで、S.ハマー氏のナンバーがついているタイプ。
頂面が真っ平らのコマ型で、網目模様。いかにもリトープス、という姿が気に入っています。
こういったタイプは、群生株より単頭の方が素敵だと思うのは、私だけでしょうか。
まあ、栽培があまり上手ではないので、実生して若いうちは良いのですが、だんだん分頭すると小さくなって
しまうので、そう思うところも。種類によっては水やりに失敗して丈が高くなってしまったり、リトを形よく
育てるのは私には易しくない。

ちんまり咲いてたので目立たなかったですが、コノフィツムの花もちらほら。


IMG_6650S.jpg

IMG_6644S.jpg

IMG_6632S_20111102212505.jpg



ピンクのかわいい花は、Conophytum sp.aff.pubescens SB806(Stofkloof Platbakkies,South Africa)。
むかしはオフタルモフィルム属(Ophthalmophyllum)に分類されていました。
透明で水のしずくのような不思議な姿は、トゲが苦手な人でもだいたい気に入ってくれます。花が咲いていれば完璧。
その下の花束みたいになってるのも、植物体が見えないですが同じ仲間です。
Conophytum limpidum EVJ7908 (Pella,Northern Cape,South Africa)。
この系統のコノフィツムだけは、どうしてか惹きつけられるものがあって、ずっと昔から何度も買い集めました。
でも、ちゃんと生かすことが出来るようになったのはこの7、8年くらいの話です。これは実生苗。

最後にもう一枚だけ。


IMG_6665S.jpg


さるメセンの大名人から戴いた交配種子からの育成苗です。
ツリゲルム(C.turrigerum )×ブローニー(C.ectypum ssp.ectypum var.brownii red flower form)。
なんともいえない花色で、小さな小さな花なのに、栽培場に入った瞬間、目に飛び込んできました。
実に秋が似合う花です。



テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

非公開コメント

コールナンバーのしっかりした品種はとても美しいですねw赤ポチ模様メチョクチャ可愛いです。家のは~ホムセン入手品ばかりなので~アレ?ですがwなんだか本体よりも大きな花が咲くと~ウウ~ンムフ~ンwwと感動いっぱいしてしまいま~す!

最後のオレンジ花~皮を被ったまま咲いてますね~wこういうのもうっひひ~ww大好きです!

リトさまいっぱい羨ましい~~~~!
赤い斑点のリト様面白い柄ですね。
これはイイ!

写真ちゃんと修正するんですね。
すばらしいです~。
私、全くしませんw

また お礼

締まった体のリトープス達ですね。
L.hallii SH1353 一個でも強力な存在感だしてます。この写真を見て、あ! 前々から気になっていた株と同じだと気が付きました。最近購入したハマー氏の本にも載っていなかったのですが、由来がわかって一安心です。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

オフタルモフィルム属の窓の様子はやっぱり魅力的ですね。
花が咲けばよけいにも素敵ですが咲かなくても私はその全体のフオルムに惹かれます。
私もこの秋に蒔いてみましたがとても小さくてこのような姿になるにはまだまだ先ですね。

リトープスは昔から好きで、サボ栽培再開するにあたってまず手元に置いた植物です。
実生二年目には親と同じような模様を見せてくれるのも嬉しいものです。
それぞれの種ごとに異なる窓の紋様は芸術的ですよね。

お見受けするに、大きめの深鉢で水は激辛なストイック栽培のようですね。
月に一度の管理でも大丈夫と聞いて、リトたちならそうかもと納得しました。
ほとんど毎日眺められる私も、水は月に2回までを目安にしています。
水をやるたびに膨らんで伸びては、ゆっくり縮んでいく過程がとても興味深く楽しめます。

この栽培法、難物サボに相通ずるものがあるような気がしました。
すこしづつ栽培のカギが見えてくるよな…まだ手が届きそうにはないのですが。

>takoyashikiさん
私もこの、中途半端な赤ポチのブレビス、以前写真を見て、KOされました。で、早速タネを取り寄せて蒔いた
次第です。期待に違わず、疎らな赤ポチぶりが素敵です。赤が入ってるメセンは全般に好きですね。コノでも赤くなる系統多いですし。

>l-marshさん
メセンはタネが細かくてひと袋にたくさん入ってくるので、1パケまくと数年ではこんなになります。ウチでは
見頃はこのくらいのサイズで、あと、やたら分頭したり、かっこ悪くなりがちです。ブレビス人気ありますね。苗はあんまり売ってないですが、タネはメサとかでふつうに手に入りますよ。

>さぼらんさん
リトの識別も難しいですね。コールナンバーはともかく、最近のフィールドデータのものは、対応する図写真があまりないので、正直蒔いた種が正しい姿に育っているのかも確かめられません。頂面のグリッドは、小刀で掘り刻んだようで、なかなか味わいがありますね。

>4のコメントさま
ご明察です。ほかに、同じタネから、外弁ピンク内弁白の美花も出ました。どちらも姿はブローニ似です。私も授粉技術を磨いていろいろやってみたいです^^。

>saeさん
透明窓、ゼリー径に引かれてしまうのは、子どもの頃からの習性でしょうか。そういえばハウスに来た子どもは
みな、マウガニーやハオのガラス窓に反応しますね。要は植物好きは子どもっぽいってことか^^;。メセンの
実生はサボテンに比べればだいぶ早く結果が出ます。マウなども3年経てば見頃になりますよ。

>noriaさん
リトの栽培、島田さんリストの裏表紙にある栽培法を実践するまではぜんぜんうまくいきませんでした。休眠
成長のサイクル把握がすべて、みたいなところがありますね。それまでは、なんとなくの水やりでしたから。
水は秋口~脱皮期までは2週に1度、以降春までは月1。夏はシリンジ程度です。やっぱ辛いですね^^;。

プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物、栽培、探究。

最新記事
全記事表示を読む

全ての記事を表示する

カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
Excite自動翻訳
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる