咲きました。


あいかわらず休日率の低い生活が続いていて、毎日ポコポコ咲いてるサボ花の大半を見逃してしまう日々です。
そいでもって、たまに半休くらいあっても、そんな日に限って雨だったり(泣)。
このまえ、開花が待ち遠しい蕾たち、として紹介したサボテンたちも、だいたいは主の留守の間に
陽光を燦々と浴びて開花し、帰ってきた私をヨボヨボに萎んだ花ガラで迎えてくれるのでした。

それでも、


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          Pediocactus simpsonii ssp.nigrispinus fh13 Jefferson Co.Oregon(oveer 10years from seeds)


月華玉ニグリスピナ(Pediocactus simpsonii ssp.nigrispinus fh13 Jefferson Co.Oregon)。
期待に違わぬ濃厚な桃色花を見せてくれましたよ。


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サボテンの花色としては、べつだん珍しくないけれど、月華玉の花はふだん見慣れたうす桃色やベージュ、
と感覚に刷り込まれている私には、とてもインパクトがあります。赤花兜が新鮮な感じなのと同じかな。
なにしろここまで15年あまり。直径7cmばかりの球体には年月が凝縮されています。


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               Pediocactus sipmsonii Wayne Co.UT. (10years from seed)


ちなみに。こっちの白いのが、レギュラーの月華玉(Pediocactus sipmsonii Wayne Co.UT.)の花。
これはこれで綺麗ですけどね。
つづいて、


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               Pediocactus peeblesianus fh053 Holbrook,AZ (purchased plant)


厳密には、蕾で紹介したのとは違う株(そのものは、留守中に開花)だけど、まあいいや。
ペディオカクタスの飛鳥(Pediocactus peeblesianus fh053 Holbrook,AZ)。ドイツから来てこれも10年以上。
飛鳥、斑鳩は、我が家では落ちの少ない優等生で、サイズに達した株は、花も毎年きちんと咲きます。
派手な花ではないけれど、球体の雰囲気にはよくあってます。
難物サボのなかでは、とてもつきあいやすい植物。成長のとっても遅いツルビニ、くらいに思って、ぜひ実生してみて下さい。

ちなみに、同じくペディオのブラディ(Pediocactus bradyi ssp.bradyi)の蕾は、咲かずに
落ちてしまいました。あのサイズまで膨らんでも落ちてしまうんだから、やっぱり咲きにくい。

せっかくなのでスクレロカクタスの花も見てやってください。


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               Sclerocactus parviflorus 'heilii' 'Cloveriae'  Rio Arriba Co.NM (10years from seed)               


蕾で紹介した黄花のテラキャン(S.parviflorus ssp.terrae-canyonae Torrey,Utah)は、まだ咲かないので、
同じく花色がわりの彩虹山を紹介します。
通称ヘイリー、またの名をクロベリアエ、で本名はパルビフロラス、日本名は彩虹山・・・
(Sclerocactus parviflorus 'heilii' 'Cloveriae' Rio Arriba Co.NM)
ああややこしい。結局、現在の分類では通常パルビの一地域タイプとされていますが、
白虹(S.whipplei)の系列に属すると考える人もいます。ちょっとファジーな位置にあるサボテン。


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で、花は、ギラつく濃紫。飛び散った花粉も、なにやら毒々しい。写真より、実物のほうがもっとえぐい色です。
こういう花色変わりに惹かれるのは、園芸家の本能みたいなものかも知れません。
ふつう、彩虹山の花は、もっと明るい華やかなピンクなのですが、このコロニーのものは、
みなこんな暗くて深みのある紫。暗い色、とはいっても、そのぶんメタリックな光沢がギラギラ強調されるので、決して地味な花ではありません。薔薇でいう「黒バラ」みたいな感じかな。刺はおとなしめなのですが、
この花を見るためだけでも栽培する価値があります。実物を、ぜひ見て欲しい。

最後にこちらの状況もご報告しときます。


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               Agave uthaensis ssp.eborispina (old purchased plant)


アガヴェ・エボリスピナ(Agave uthaensis ssp.eborispina)の花。
これが一週間ちょっと前のようす。花梗はぐんぐん伸びてきます。
で、きのうになると・・・


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こんな感じ。アスパラみたいなは花梗は凄いスピードで伸張し、すでに1メートル以上に達しています。
質感はこのまま茹でて食べられそうな、柔らかくみるい感じで、ちょっと力を入れたらポキっと折れそう、
本体のほうは、いまのところ大きな変化はみられないけれど、きもちやつれたような気がしないでもない。
でも、子吹きの兆候は見られず。別れの時が刻まれるようで、切ないです。


それにしても、この春はほんとうにめまぐるしい日々が続いてます。こちらの更新も、
今までほぼ週刊金曜日でやってきたのが、守れてません・・・。
多少ペースが落ちても、お見限りなきようお願いします・・・m(_ _)m。



テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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こんばんは!昼間お仕事だと開花見逃しますよね~><
ペディオカクタスの飛鳥~綺麗な白花のがスキです!なんとなく白花を見ると1日花?とどうも思い込んで・・・
みな小型の難物そうで・・・何年も同じ形のまま・・・忍耐力との戦い!!
あがべ~お別れなんですか?本当に?もう1本無いと種取れないのですか?ハチ鳥飛んでこないんですか?開花を肉眼実物見られた人は超幸せになれる・・・ってだれも・・・言ってませんカラ~><残念w
アガベ様に長年お疲れ様でした・・・とよろしくお伝えください!

こんばんは。難物サボは育てるのが大変なだけに、花が咲くのは最大のご褒美ですね。難物超初心者の私のところでは、ようやく月華玉の種子の発芽にこぎつけたところで、斑鳩や月の童子は不発芽に終わりそうです。とりあえず一旦乾かして、Shabomaniac!さんおすすめの「戸外雨ざらし実生」に切り替えようかと思案中です。
こちらのようやく開花…というか、まだ咲いたわけではありませんが、タネから育てた Maihueniopsis glomerata JN 458 (Tambillos, Mendoza, 2317m, Arg) に蕾がついた様子。この冬4か月間完全断水したのが良かったのかもしれません。それにしてもテフロ系ウチワの発芽率の悪さ、難物並ですよね。皮をむいたり傷をつけたりいろいろやっているのですが、なかなかうまくいきません。

エボリスピナは、いわゆる花仔といわれるものも付きませんか。

難物の何たるかがまだまったく分かっていない私ですが、実生から育てこうして開花にまでこぎ着けられるShabomaniac!さんの技には驚嘆するばかりです。
いや、技術の前提には難物たちへの愛情に満ちた深い観察眼がおありなのですね。
私など花が咲いた新刺が伸びたとただ単純に喜んでいるばかりです(笑い)。
エボリスピナも最後まで心を込めて看取られることと思います。
それにしても、この花茎の伸び方は……。
生命の一途さを感じさせられます。

こんにちは
アイハルさんのコメントとまったく同じに思います。Shabomaniac!さんはすごいです。

うちの斑鳩と月の童子今日は天気がよいので咲いてるはずなんですが仕事で見れないです。(泣) 夕方帰宅時に咲いてるといいのですが…
アガベ、お花が終わってからでも子吹きしてくれないのでしょうか?少しの望みもないのかな…。

>takoyashikiさん
飛鳥の花は純白じゃなくて、ベージュがかってるんですよね。真っ白花なら月の童子がいちばんかも。どっちも難物と言われるもののなかでは、育てやすいです。成長が遅くて何年も同じ姿のまま・・・というのは、私みたいな場所がないところで育ててきたヒトにとっては実は取り柄でもあったりします^^。

>noriaさん
スクレロ、ペディオは、一度の実生で発芽しなくてもまだまだチャンスありますよ。とくに真夏の夕立の後など、一斉発芽を何度も経験しました。Maihueniopsis glomerataの実生の開花、素敵ですね。なんとも言えない色の花です。実生正木での開花でしょうか?それともキリンさんのパワーアシストありでしょうか?実はオプンチア系は、台木との相性は良さそうですよね。

>queiitiさん
花仔ですか、今のところは見あたりませんが、ついてくれると嬉しいです。エボリは寿命が短いアガベみたいで、むかし輸入された素晴らしい標本も、あらかたは花が咲いて枯れてしまったようですね。なんとか子を残して欲しいものです。

>アイハルさん
長いことサボテンにつきあっている割には栽培うまくなりませんが、唯一してる努力は、ご指摘どおり、よーくよーく観察してやることくらいです^^;。とくに根の異変は直接見えませんが、なんとなく「顔色が悪い」株を鉢から出すと、根が傷んでいる、なんてことはよくありますね。

>zilzianaさん
斑鳩と、月の童子、きれいな蕾がアップされてましたね。先にも書きましたが、月の童子は暗くなっても少しだけ開いていることがあります。この花は、夕方から全開になるので、やや夜咲き的なところがあるのかも。花を近づけると、キノコみたいな不思議な匂いがしますよ。

彩虹山のこの色は魅力的ですね~
色が派手でも、花首?が長目なので私には上品に見えます。
それに花粉の色さえ彩りになっているように見えます(笑)
家のエボリスピナの実生子株ですが、順調に育っています。
Shabomaniac!さんも蒔かれましたか?

>saeさん
そうですね。花が漏斗型で、これはスクレロのなかでは白虹(S.whipplei)の仲間の特徴ですね。だから、そっちに分類する向きもあるようです。エボリは、小さい実生はたくさんあります。ただ、このサイズになるまでは10年かかりますね^^;。花はもうすぐ咲きそうです。
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