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珍奇植物の本、撮影に同行。


 この春に刊行される、植物本の制作に関わっています。
 サボテン、多肉植物、シダにソテツにジャングルプランツ・・・、写真中心にいわゆる珍奇植物のカテゴリーに入る本を、写真中心にいろいろ紹介する本です。もともとは、植物の撮影をさせて欲しい、とお声掛け戴いたのですが、なりゆきで本作りもお手伝いすることになり、主にサボテンとメセン等の多肉植物について撮影や解説などでご協力することになりました。
 



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   photographer taking pictures for new cacti&succulents book (Pachypodium namaquanum) 



 2週間前には、私の自宅栽培場に撮影隊がやってきました。夏型種は落葉中なので、おもにサボテンと、冬型コーデックスなどの写真を撮りました。私もよくやる黒バック撮影ですが、道具立てが違います。コントラストが強すぎる屋外は避け、屋内でストロボもつかっての撮影。このとき、被写体になっているのは、ちょうど開花しているパキポディウム・光堂(Pachypodium namaquanum)です。サイズが大きすぎるので、私が撮影するときは上の方だけですが、この日は全身写真を撮ってもらいました。
 そして昨日は・・・。




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   The making-of new book in greenhouse of famous grower



 関東でもとりわけサボタニ熱が高い、埼玉での撮影に同行しました。当地のサボテンクラブで、競りのアンコをつとめる名人の栽培場です。撮影する対象を選ぶのが私のお手伝いの中身ですが、素晴らしい標本ばかりで、なかなか悩ましかった。コレクションは特定の属や種ばかりではなく、サボテンの各属、多肉植物もいろいろあって、実に楽しいひとときでした。以下、拝見した植物で、図鑑にはたぶん掲載しないものを中心にいくつか、紹介します。




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   various plants of genus Ariocarpus
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   Lophophora fricii cristata
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 アリオカルプスにロフォフォラ、兜や白マミラリアなど、棚ごとに整理されています。大半が実生から育成されたものということですが、どれも状態がすごくいい。やっぱり植物は、健康な状態で栽培されているものが、その種の魅力が最大限発揮されて、美しいと感じます。ちょうど、ロフォフォラ銀冠玉(Lophophora fricii)は満開で、ハウスに華やかさを添えていました。南米種も色々あり、ユーベルなんかもメニネンシスやフラビスピナなど各種が揃っているところが素敵です。




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   Ariocarpus retusus(narrow leaves)
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   Ariocarpus kotschoubeyanus(larger tubercles)



 見事な標本がたくさんあるアリオカルプスのなかで、この昔ながらの細葉の岩牡丹(Ariocarpus retusus)は違った光を放っていました。かつて数多く輸入されたけれど、大疣!幅広!の大合唱のなかで、なんとなく見かけなくなったもの。名人は、この型にはこの型にしかない良さがあって好きなんだと話していましたが、同感。もうひとつ、この黒牡丹(Ariocarpus kotschoubeyanus)、写真ではわかりにくいのですが、疣の大きさが親指の爪くらいある超大疣で、球体全体もかなり大きい。なにかほかの種の血が入っているのかは不明とのことでしたが、なかなか迫力がありました。




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  ほかにも、魅力的な植物がたくさんあって、私は取材チームの一員というより単なる温室見学の人になって、ハウスの植物をスマホで撮りまわっていました。しかし、その間もカメラマンと編集チームは、本に載せる写真を丁寧に撮影、撮影、また撮影。こんどの本はビザールプランツと生きる、というのがテーマになっていて、人生の同伴者になるような素敵な珍奇植物の数々を写真で紹介するというもの。この日、撮らせて戴いた重厚な名品の数々も掲載される予定です。春、植物栽培がいちばん楽しくなる季節に出る予定です。








テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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No title

こんにちは

どれもこれも美しい株ばかり!
'うっかり落下株'や'殺虫剤焼け株'などを眺めている私にも、
眼福となって明日の励みになりそうです。

春には店頭に並ぶのでしょうか…
(中には通販のみという本もあるので)
どちらにしても、楽しみにしております♪

新刊本

shabomaniac!さん、こんばんは。

先日は自生地情報有難うございました。

春に出版される新刊本楽しみです。
発売日が決まりましたら出版社名、発売日、書名、定価等
ご紹介頂けると有り難いです。

所で御存知かも知れませんが、noriaさんが今回サボテン本を出版されます。
こちらも楽しみです。


「CACTUS HANDBOOK」予定本体1800円+税
(株)双葉社から発行され4月3日(予定)全国の書店にて発売されます。
詳しくは下記をご覧になって下さい。。

http://straight-books.com/2019/02/16/cactus-handbook/


因みに今日、双葉社のHP新刊情報を見たら下記になってました。

カクタスハンドブック 原種サボテンを楽しむ。(仮)

発売日:2019年04月05日
予価:本体1,800円 + 税
判型:A5判
ISBN 978-4-575-31445-8

No title

>ayuさん
ありがとうございます!いま、あがった写真の整理なんかをやってるところです。自分のところの栽培株は、サボテンとメセンがメインですが、ほかにも各所で撮影したものが、色々掲載されます。ぜひ手に取ってみていただけたら嬉しいです。

>いわたさん
奇遇にも、noriaさんも同じタイミングに本を出されるんでよね。氏が自ら実生されたマニアックなサボテンコレクションの写真、楽しみです。こちらの本も、最近の類書に比べるとカクタス、メセンなどに力を入れています。
プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。
著書「珍奇植物 ビザールプランツと生きる(日本文芸社)」

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