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光堂の発芽と秋から動く塊茎植物。

   
ここ一週間くらいでめっきり涼しくなって、季節はすっかり秋。
夏型コーデックスの葉っぱがちらほら黄色くなって、そろそろ取り込み、越冬の準備をしないといけない。
一方で、秋冬型のコーデックスは芽吹いてきて、これから一か月くらいがいちばん元気に育つ時期です。
開花もはじまりまりました。




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                    Sarcocaulon patersonii




サルコカウロン・パターソニー(Sarcocaulon patersonii)は、日本でもみられるフウロソウの仲間で、
産地ではブッシュマンキャンドルと呼ばれています。樹脂に富んでいて確かによく燃えそうです。
ナミビアから南アフリカにかけての広い範囲に分布していて、タイプもいろいろ、花色もさまざま。
この株は古い輸入株ですが、正確な産地情報が付与されていないのが残念ではあります。
むかし、幹が黄色くてムチムチしたタイプのゴールドフォームというのが輸入されてきた時期があり、
これは別種の趣がありました。一見丈夫に見えますが、あまり寒がらせたり、暑がらせたりすると、
知らないうちに枯れ枝になっていることがあります。また、陽が弱いと枝が細くなり姿が乱れます。




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                      Tylecodon pearsonii




チレコドン・ペアルソニー(Tylecodon pearsonii)。白象という和名もあるらしい。
小型のつぼ型コーデックスは、エケベリアなどと同じベンケイソウ科なので、比較的育てやすいです。
むかしはルテオスカマタ(T.luteosquamata)という名前で輸入されることが多く、この株もその名前で
入ってきたもの。いまはシノニムとして、前者に統一されています。
同じ属の万物想(T.reticulatus)は、枯れた花枝を振りかざし冬型コーデックスの王様的な存在ですが、
ペアルソニーはその小型版。葉の脱落痕が刻印された枝が面白いのですが、ガラス越しの光では
細く長く伸びやすいので、霜が降りる夜以外は屋外の直射日光にあてて育てるのが理想的。
寒さには比較的強いです。




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                   Othonna retrorsa grown from seed 7-8 years




こちらは、キク科のオトンナ・レトローサ(Othonna retrorsa)。コーデックスといっても、
もしゃもしゃの葉っぱ(とその枯れたもの)に覆われていて、本体は見えません。枯草の塊りから
葉っぱが出て、花が咲きます。南アフリカの雑草といった風情で、秋の風に花がふわりとそよぎます。
この株は輸入株ではなく、私がタネから育てたもので7、8年経って、ちょうどいまげんこつサイズ。
小さいのは3年前の写真なので、意外に成長が早いのがわかります。基本、草で出来た団子なので、
山木も国産も区別がつきません。なので、できれば種から育ててやりたいもの。




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                 Pachypodium namaquanum, peak of growing period in early Autumn
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                 It took 8months to harvest seeds from budding




さて、パキポディウムのなかでは、この光堂(Pachypodium namaquanum)が唯一の純粋な秋冬型です。
マダガスカル産のデカリー等も秋に開花しますが、そもそも冬がない地域なので、冬型とは言い難い。
光堂の生育サイクルは、キフォステンマのセイッチアナなどとも似ていますが、春落葉して、夏~翌春
までが生育期です。いまの時期は最成長期で、青々と葉を茂らせて、キラキラと輝く新刺を伸ばします。
11月になったら温室に取り込み(関東)、暖かく過ごさせると、蕾が出てきて春に開花します。




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                 Seedlings of Pachypodium namaquanum, just germinated
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去年、苦労して授粉、結実させた種子を先月末に実生したものがいまこのサイズ。フレッシュな種子でしたが、
30粒蒔いて12粒発芽。11本が成長軌道に乗り、ようやく、最初の刺がツンと出てきました。実にかわいい。
元親も種から育てた株なので、開花、結実、実生、そして発芽と、種から種へぐるっと一周したことになります。
このまま暖かく過ごさせて、冬も水を切らずに成長させてあげよう。
























テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

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Re: すばらしい光堂ですね!

コメントありがとうございます。
光堂の栽培、用土にはそれほどこだわっていなくて、ふつうの
サボテン多肉の土と同じです。
気をつかっているのは初夏から秋まで、屋外で直射日光にあて
て(雨はよけて)育てていること、冬もなるべく暖かい場所で
水を切らさず(成長期なので)過ごさせることでしょうか。
高さが15cmくらいになれば、開花可能になります。楽しみに。
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沙漠植物、栽培、探究。

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