秋の開花。

          
天候不順が続いた9月がおわり、すっかり秋らしくなった穏やかな晴れの日。
難物温室はときならぬ花盛りとなりました。




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咲いていたのは、ペディオカクタス(Pdeiocactus)の一群です。
もともと、月華玉やウィンクレリなど、秋のうちに小さな蕾をセットし、それが年を越えて春になると
大きく膨らんで開花する性質を持っています。
しかし、今年は、急に冷え込んで雨が続いた夏の終わりの天候のせいか、ここにきて急に
それらの蕾が大きくなり、次々と開花したのです。




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               Pediocactus bradyi ssp.despainii SB989
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               Pediocactus bradyi ssp.bradyi SB470
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               Pediocactus bradyi ssp.bradyi SB470
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               Navajoa=Pediocactus peeblesianus ssp.peeblesianus fh053



ペディオカクタス・デスパイニー(Pediocactus bradyi ssp.despainii SB989)に、
ブラディ(Pediocactus bradyi ssp.bradyi SB470)。これらの開花株は必ず秋には蕾をつけますが、
そのまま秋のうちに咲くことは滅多にありません。花の大きさや咲き方など、春の開花と
異なる点は見当たらないですが、新刺はあまり出ていない。同じくブラディの群生株は、一度の灌水で
ぱつんぱつんに肥大していますが、こちらは花はなく、新刺が出ています。
そして、ナバホア・飛鳥(Navajoa=Pediocactus peeblesianus ssp.peeblesianus fh053)も、
1株だけ蕾が急肥大しています。ここまでくれば数日にうちに咲くでしょう。




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               >Pediocactus bradyi ssp.winkleri SB737
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               Pediocactus paradinei SB502



このウィンクレリ(Pediocactus bradyi ssp.winkleri SB737)は、過去にも秋に咲いたことがあります。
同期の実生苗のなかでも図抜けて大きくそだった、いわゆる飛び苗なので、体力があまっているのかも。
パラディネイ(Pediocactus paradinei SB502)は、秋の開花は初めてです。同じ歳で同じサイズの苗が
もう1本ありますが、そちらは小さい蕾のままで止まっています。




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               Sclerocactus polyancistrus RP15
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               Sclerocactus spinosior ssp.blainei=schleseri SB1015
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               Echinomastus intertextus minimus VZD 828



もともと、秋に蕾をセットしないスクレロやマスタスは、開花はしていません。
ただ、秋には水を吸って膨らむだけで終わりのことが多いこの白紅山(Sclerocactus polyancistrus RP15)なども、
しっかり新刺を伸ばしています。夏の終わりが涼しかったので、成長モードに入ったのかも知れませんね。
それから、こちらの桜丸(Echinomastus intertextus 'minimus' VZD 828 )も動いていますが、
実はみな同年実生です。同じ鉢なので、ほぼ同じ環境。なのに、こんなに成長に差がつくのはなぜなんでしょう。

秋の水やりには消極的でしたが、気温の低下とうまくタイミングがあえば、よく育ち、花まで咲くことを確認。
嬉しいことですが、咲いた株は、春には開花しないかも知れないので、楽しみの先食いをしてしまったような?
気がしないでもありません。










テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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Kaibab Plateau

秋が少しづつ進み、明け方はだいぶ気温が下がるように
なってきて、いろいろな植物にとっては良い環境なのかなと思っています。
 Pediocactus の花々は清楚ですね。Kaibab Plateauを含む
Northern Arizona 高原にぴったりする気がするのですが。
 北米山岳系は、常に温度差のあるところで生きていますから
日本のこの季節が似合うように思います。
この時期の管理が次にくる春につながると思っているのですが、
私の所では、なかなかうまくいかないといったところです。

No title

私も清楚なペディオの花が好きです。
秋の開花でもいいので一本でも咲いてもらいたいものです。
猛暑を乗り越えて生き生きとした難物達を見ているとキャリアが感じられます。
難物実生の励みになりました。

No title

>Yuccaさん
だいぶ涼しくなりましたね。関東海沿いでも、夜は肌寒いくらいです。外に出していた塊茎類の葉っぱが黄色くなりはじめ、メセンは満開です。Kaibab高原はそろそろ雪の便りでしょうか。パラディネイは冬は完全に雪に埋もれ、あのあたりの89号線も通行止めになるとか。寒さには強いはずですね。
>masutusさん
ペディオの花、ウインクレリやデスパイニは、個体により花色が黄色~白~ピンク・オレンジまで、幅があり、どれも清楚ながら妍を競います。ネットでみると、パラディネイにも赤い花の個体があるみたいですね。小さいサボテンなので、注目する人は少ないですが、飛鳥・斑鳩ふくめ小型ペディオは作り甲斐があります。
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