夏サボテン。

        
今年は梅雨もけっこう中抜けして晴れてくれるんですが、難物サボテンはすでに店じまい。
かわって、メキシコ産やアメリカ南部産のサボテンなどが次々咲いています。
これらは、真夏も水やりを続けて大丈夫そうな夏サボテンたちです。




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                           Geohintonia mexicana over10 years from seed



ゲオヒントニア・メキシカーナ(Geohintonia mexicana)。
こういう一般的というか、広く好まれるタイプのサボテンも多少は育てています。もともと、新種とか珍種とかいうのに弱い。
当時、本来入ってくるはずのない山採り株が売り出されたものの、バカ高いし後ろめたいしで、かわりに種を買って蒔いた。
種なら罰は当たるまいと思ったのですが、後日、種の採集業者が株を引き抜いて、頂部をえぐって採種した・・・なんて
記事を読んで後味の悪い思いをしました。それから十余年、この種は実生でも山木でもあんまり雰囲気変わりませんね。
花が同時に咲いてくれたら、種をとりたいところです。




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                          Copiapoa tocopillana



コピアポア・トコピラナ(Copiapoa tocopillana)。
実は、なかなか珍しいコピアポア。いくつかの専門書に迫力ある刺で武装した野生個体の写真が出ているけれど、
種のデリバリーはめったにありません。これは7-8年まえ、ドイツの種子業者ピルツが、Schwartz園にある標本より、と
リストアップした種子を蒔いたもの。humilis系のコピですが、黒い刺の感じに、ちょっと強そうな雰囲気が出てきた。
うーんこれはトコピラナ、と呼んでもいいのかな、と思っている次第。栽培のやさしいコピアポアのなかでも、とくに
育てやすくて、あれほど過酷な環境に生えている植物なのに不思議な気がします。




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                       "赤花鶴巣丸"(Thelocactus rinconensis ssp. freudenbergeri



"赤花鶴巣丸"という和名は、存在しないけれど、この種を説明するにはいちばん分かりやすい。
フラウデンベルゲリ(Thelocactus rinconensis ssp. freudenbergeri)という名前で、割と最近入ってきたテロ。
メキシコ・ヌレボレオン州のGrutas近くの丘だけにしかないとされる。実はこのサボテンが濃ピンクの花を咲かせることを
今まで知らなくて、今年開花している場面に行き当たってびっくり。鶴巣の刺にピンクの花、なかなかのもんです、これ。
プランターに寄せ植えしたまま数年放ったらかしでしたが、この夏じゅうにちゃんと鉢上げしてやるつもり。

といって、夏場の植え替えはしんどいだよねぇ。









コメント

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Shabomaniac!さん、こんにちは。
夏は春に比べて「ぽつぽつ」と咲く感じですが水やり止めてる種類も多い枯れた雰囲気の中の花は良いものですね。
ところで5年前にサボテンミックスの種から発芽したコピ フミリス、実は腐らせてしまいました。ちょっと前にも天狼を腐らせてしまったんですがそれ以外にも何鉢か・・・。去年まではあんまりこの時期にはなかったんですが今年はなぜか多いんです。どうも春先の天候のせいか開花が遅くて花終わった後の水やりで腐っちゃうパターンが多い気がします。Shabomaniac!さんの所はどうでしょうか。

Shabomaniac!さん、こんばんは。

ゲオ・メキシカーナの採種方法、コロニーまるごと根こそぎされるよりマシだと思います。
犠牲になった個体も、ヤギに齧られついでに蹴飛ばされたと思えば…自生地ではよくある話。

あと‘赤花鶴巣丸’はなんとも魅力的ですね。
じつはここ数年、テロの仲間が気になって、タネをあれこれ取り寄せては播いてます。その中にThelocactus rinconensis ssp. freudenbergeriもあったはず。こんな綺麗な花色なんですね。咲くのが楽しみになってきました。

ちなみに今年播いてるテロの変ったモノとして、「白花の大統領」「白花の天照丸」があります。
どちらもFN付きでないのは残念ですが、好奇心をくすぐられてつい発注してしまいました。キリンさんに託して来年あたり花みられないかな…?

Shabomaniac!さん、こんにちは。

自生地株のように育ってくれるメキシカーナやコピ、薄ピンク花ですが鶴巣丸など、私も大好きなサボテンたちです。

北米高山種の実生開花・採種・実生のサイクルを実現し、やや歳を重ねると、接ぎ木でなくても丈夫に育つ種類を焦らずにゆっくりと育てたいとも思うこの頃です。

>TK-Oneさん
天狼の実生、残念ですね。今年は6、7月の日照が少なくてサボテンにとっては辛いシーズンだったと思います。花後の水やり、5月上旬くらいまでならいいですが、それ以降になるとリスクありますね。いわゆる難物じゃない、マミとかツルビニあたりも、腐ったりしますよ。
>noriaさん
たしかにコロニーまるごとダメになるよりはいいですね。ゲオヒントニアなんかは実生で山木同様に育つので、山採りする人もいなくなると思いますが・・・。赤花鶴巣、刺は本家の鶴巣ほど荒々しくないですが、結構長い刺でかっこいいです。テロは丈夫で良いですね。現地種の緋冠竜なんかもいい顔になります。大統領の白花も面白そうですね
>masutusさん
スクレロ・ペディオの種の保存。masutusさんの屋上圃場は重要な拠点になりそうですね。この先、いちばん得難くなりそうなのが天狼です。白紅山は接いだりすれば結構咲くのですが、天狼は接いでもなかなか・・・これまで二十年近く育てていて、数回しか花を見ていません。メサのリストにも復活しそうもないですし・・・。今年十数粒蒔いたのですが、これが最後になるかも(ちなみに現時点では発芽ゼロ)。
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