さて、なんの花?

           
    
温室にはあまり花が見あたらないし、あたらしい自生地の旅にも出かけるあてもない。
ということで、面白いネタもないのですが、かわった花の映像を掘り起こしてみました。




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まずこちら。さて、なんの花でしょう?・・・ってわからない人はあまりいないか。





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                    Arrojadoa rhodantha 'occibahiensis' HU208 Bahia,Brazil



アロハドア・オッキバイエンシス(Arrojadoa rhodantha 'occibahiensis' HU208 Bahia,Brazil)。
ユーベルマニアや、ディスコカクタスと同じブラジル東部に生えている柱サボテン。
花は他にないような人工的な色あいで、ろう細工のような不思議なテクスチャ。触った感じも想像どおりです。
ちなみに、これは蕾の状態で、このあと先端部分のみが開きます。見ごろでいうと、この蕾の段階が面白い。
植物本体は地味だけど、この花を見るためだけでも、育てる価値がある。
けれど、うちにはこの1種類しかありません。とにかく寒さに弱い。氷点下5度を下回ると厳しい。
なので、ビニールでぐるぐる巻きにして越冬させています。




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                      Ferocactus glaucescens cv. 'himeokanryu'



こちらはフェロカクタスの姫王冠竜(Ferocactus glaucescens cv.)です。
いぜん、小学生だった息子とサボテン屋に行ったとき、どうしてもこれが欲しいというので購入。
本人はそんなことも覚えていないようですが、ハウスで健気に生きています。
矮化奇形のような印象で、なかなか大きくなりません。買った時とサイズがほとんど変わらない。
花は小さいのによく咲きますが、おそらく結実能力はないでしょう。
刺なし王冠竜というのもあって、なかなか魅力的ですが、そちらは種もとれて形質も遺伝する模様。
おととし蒔いたら、小さい刺なしにまじって、姫王冠ふうのも混じっています。どうなるか?




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                       Thelocactus bicolor ssp. heterochromus 'benitaka'



これは別に珍しくもない、紅鷹(Thelocactus bicolor ssp. heterochromus)の国内繁殖苗。
一見、姿は異なる大統領の亜種にあたりますが、花をみれば納得できます。
この種は、ギラギラ真夏の陽射しに炙られると、こんなふうに花弁が反り返るように咲くことがある。
花というよりクラゲかなにかみたいな珍妙な姿ですね。色もド派手なのでとても目立つのですが、
美しい・・・というのとはちょっと違うような。めためたケバいおねいさんみたいな雰囲気で、
ちょっとしり込みしてしまうのです。




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                       Denmoza rhodacantha ssp. diamantina



さて、これも珍花。
茜丸(Denmoza rhodacantha)は、珍しいサボテンではありませんが、最近は育てる人は多くなさそう。
その名の通り茜色(~臙脂色)の刺もほかにない美しさですが、最近は黄金刺のタイプも導入され、
刺の魅力はおなじ南米産の極光丸(Eriosyce ceratistes=aurata=)に匹敵します。
で、テーマの花ですが、送粉者のハチドリの好みに合わせすぎた結果?花弁が極端に短くなってこの姿。
マイナーながら魅力的なハシラサボテン、クレイストカクタス(Cleistocactus)の各種も、
よく似た花を咲かせます。白閃なんて、むかしはよく売店で見かけたんだけど、どこいっちやったんだろう。
デンモザの栽培は、弱酸性の土に植えて、施肥多めにすると元気に育ちます。




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                    Oroya baumannii 'aureispina' KK388 Yauyos, Peru 3000m



最後はオロヤ・バウマニー(Oroya baumannii 'aureispina' KK388 Yauyos, Peru 3000m)。
うむ、かわったところもないし、尋常の花なのですが、もっとも透明感のある綺麗な花、ということで。
なんだか鳥の巣のなかに大事におさめられた卵たちみたいに見えませんか。
個人的に圧倒的に好きなのです、この感じが。旧ネオポルのような、てらてらした艶っぽさにくわえ、
なんともいえない瑞々しさもあります。ほんとうはシトロンイエロー花の暮雲閣(Oroya borchersii)の花を
紹介したいところですが、こちらは難開花で、こういう具合に群開してくれません。ちなみに写真の株は
古い南米輸入球なのですが、作落ち、型崩れさせずに育てるのは案外むずかしい。
この刺の感じもほかにはないし、オロヤ、もっと人気出てもよいのにな。







テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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アロハドアの花に惹かれて、久しぶりにコメントします。バイーア産のアロハドアは寒さに弱いですね。私は何種類かを実生し、開花まで育てましたが、その名のように細い体のペニシラータは特に弱いと感じます。管理の悪さで開花株も多くはだめにしてしまい、卑下するばかりです。

こんなにユニークな花を咲かせる種類があるのですか、、面白いですね!
最後の鳥の巣のようなサボテンがたまらない愛らしさです

あれこれ触手を伸ばしてたら、その先は超マイナーサボテン。で、これもこれで面白いんです。Oroyaは良いですねぇ。

Shabomaniac!さん、こんにちは。

ブラジル産の小型柱には魅力的なものがいろいろありますね。
私的にはアロハドアはディナエの小型亜種ナナ(A. dinae ssp. nana)が
コンパクトさと花つきの良さでイチオシです。

近縁のミクラントセレウスの仲間も、4~5号鉢で株立ちになって可愛い花を群開させますし、
ちょっと寒がるのさえ気を付ければ栽培は易しい方なので、
寒さに強いオロヤの仲間ともども、もっと普及してもいいと思います。

それと吹雪柱や白閃、ぜんぜん見かけなくなりましたね。
サボ栽培再開以来、懐かしくてFN付きの輸入種子をいくつか播いたのですが、
純白刺の個体はなかなか出ず、白刺の中に何がしか色刺が混じります。

古株になれば白くなる…なんてことは無いでしょうねぇ(^_^;)

>queiitiさん
そういえばqueiitiさんはアロハドアをいろいろ育てておられるんですよね。霜が降りなければ問題なさそうですが、我が栽培場は氷点下5、6度まで下がるので、なかなかの難物になります。細い種類ほど、芯まで凍ってしまう→枯れる可能性が高そうです。今年は去年おととしよりも寒いようで、ハウス内でもアロエが溶けはじめています。

>mmoffnさん
オロヤ属のサボテンは、南米アンデス山麓の標高3000-4000mくらいに生える、熱帯高山植物です。ですが、栽培下では暑さにも寒さにも強く、案外丈夫。光線が弱いと、刺のあいだがスカスカして、この鳥の巣のような雰囲気が出ません。この株は古い輸入株ですが、作落ちせずうまく育ってくれました。

>sileriさん
というわけで、sileriさんの環境には、オロヤは比較的マッチすると思います。太平やボタンのように、成長期の高温多湿も求めないですし、寒さにも強い。むかーしシャボテン誌という専門誌に、オロヤの暮雲閣の自生地を訪ねる記事があって、ぼやーっとした白黒写真しか乗っていないのですが、憧れましたね。これは属中いちばんの難物です。

>noriaさん
アロハ・ナナも何度か実生しているのですが、冬が越えられません。うちではメロ・マタンザヌスがギリギリ越冬出来るかどうか、という感じです(生き残るが、寒さで白焼けする)。ミクラントケレウスは、白毛があるからか、寒さの害は出ない。これも小さいけどいい花ですよね。白閃の種まき、右に同じです。ふわふわの白毛ではなく、痛い黄刺が混じるタイプなどが出る。Cleistocactus hyalacanthusなんじゃないか?と思っています。

Shabomaniac!さん今晩は
queiitiさんのお陰でアロハドアを知り、実生苗まで送って頂きました。
殆んどが寒さに強く元気に育っています。
この冬はディナエだけ開花しましたが既に黒い花柄になってしまいました。
デモンザやオロヤは馴染みが有りませんでしたが、機会があったら入手してみようと思っています。

>cooパパさん
アロハドア、ほかにない花で面白いですよね。うちではdinaeも長生きしませんでした。毎冬、なにかしらダメになるので、寒波がやってくるたびに、ハウスのなかの植物が心配になります。今年はもう、大丈夫かな…。
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