Snow White

             
あっというまに一年が暮れて、この季節になりました。
若かった頃に比べると、時間が過ぎる早さが加速度を増している気がして、
それでまた、ため息ひとつぶん歳をとる。

さて、関東海岸部ではまだこれからですが、今年は例年になく雪が多いようです。
北国や日本海側では、サボテン栽培も大変な季節かと思いますが、
うちの小さい子らは、クリスマスには雪が降ってほしいと願っている様子。
今夜は、雪の白さを思い浮かべるようなサボテンの花をいくつか。




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                    Lobivia ferox R209 Oruro, Bolivia



まずはロビビア・フェロックス(Lobivia ferox R209 Oruro, Bolivia)。
このサボテンには様々な花色がありますが、このクローンはほぼ純白です。
近縁のエキノプシス(Echinopsis…いまはロビビアをこれに含める分類も)には、
夜咲きの純白花が多いのですが、このフェロックスは完全に昼の花で、陽射しが
あたらないと花を閉じてしまう。荒々しい刺に、白い花が映えます。




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                    Gymnocalycium cv.'KAIOMARU'



海王丸(Gymnocalycium cv.'KAIOMARU')です。
うちになぜか1本だけある、園芸ギムノ。あ、いや、この株由来の実生苗がありますね。
原種とされるデヌダーツム(G.denudatum)やパラグアイエンセ(G.paraguayense)にはない、
強い刺で、多花玉(G.monvillei)あたりの血が入っているのかな?と感じさせますが、
すでに固定されているようで、別の園芸海王丸(すでに枯死)との実生苗は、みな同じような顔でした。
ギムノの白花は、濁った色が多いのですが、このサボテンの花は雪のように白い。




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                    Mammillaria albicoma SB271 Dr Aroyo,Nuevo Leon,Mexico



マミラリアには、白い植物がたくさんあるのだけれど、この季節のイメージにあう白は・・・
ということで、アルビコマ(Mammillaria albicoma SB271 Dr Aroyo,Nuevo Leon,Mexico)。
最後まで白星(M. plumosa)と迷いましたが、こっちの方が、なんだかクリスマスツリーにかざる
雪に似せた綿みたいな感じで、それっぽいかなと。むかし、平尾博さんの原色サボテン写真集に
この種が載っているのをみて、もっとも欲しかったマミラリアです。
ふわふわと、空気をたくさん孕んだ感じの綿毛ですが、なかには痛い刺が潜んでいます。




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                    Discocactus placentiformis HU543 Biribiri, Minas Gerais, Brazil



最後は、夜に降り積もる雪のように真っ白な花。
ディスコ・プラセンティフォルミス(Discocactus placentiformis HU543 Biribiri, Minas Gerais, Brazil)。
完全な夜咲きで、夕方、暗くなってからじゃないと花が咲かず、自然光での撮影はなかなか苦労します。
夜の闇の微かな灯りにも仄白く浮かび上がる幽玄な花。質感も独特で、腐敗する寸前の果物のような、
強い香りがあります。といっても、夏の花ですが。


それでは皆さま、少々早いですがよいお年を。






テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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こんにちは、ご無沙汰してしまってすいません。
白いサボテンの花は大好きなので、堪能させていただきました。
マミのアルビコマは実生苗が割とあるので将来が楽しみです。

良いお年を。

Shabomaniac!さん、こんばんは。

>若かった頃に比べると、時間が過ぎる早さが加速度を増している・・・

確かにその通りですね。
おかげでそのぶん、時間を気にせず実生が楽しめるのかもしれません。

ここのHPを知って始めた現地種子実生。最初のころの実生苗がずいぶん大きくなり、いくつも開花株に育ってますし、
キリン接ぎの苗たちも、自根の標本株と変わらない顔で栽培棚に収まってます。

歳をとるのも悪くないな、と思う今日この頃です。

みなさま、よいお年をお迎えください。

>roka79さん
アルビコマは、ほかの白マミのように尺鉢大群生、みたいなのはあまり見かけませんね。そこまで育ちにくいのか、そういうマニアには好かれないのか・・・。うちでも10年以上たっても3寸鉢におさまってます。


なにごとも前向きに受け止めないといけませんね!私など種をまくときに、これが大きくなるころは腰がたつかしら?などと考えてしまうことがありますが、だからこそのキリン接ぎですね!私の少ない経験では、キリンと三角が下したあといちばん丈夫です。竜神が袖のほうが駄目になるような・・・。よーし来年も蒔いて接ぐぞ。

Shabomaniac!さん、こんばんは。

今年で北米高山種の発芽から実生開花、採種、二代目の発芽まで至りましたが、Shabomaniaqc!さんのおかげと感謝しています。
これからも自生地の環境を参考に、北米高山種の栽培方法を確立していきたいと思っています。うちでは難しい月の童子なども、環境を緩めてまた栽培しようかとも思っています。

良いお年をお迎えください。

こんにちは♪

健康でさえあれば~それで~いいの~♪と一段とまっいいか~♪と何事も思えるようになってきた今年も過ぎようとしています。

Shabomaniac!さんちのサボテン記録をたくさん見て、来年は家の放置されているサボテンたちもしっかり育てられるようにちょっとづつでイイからなりたいわ~な~んてヤル気で思っています♪

飽く無きサボ労~にカンパ~イ\(^o^)/

ご家族皆様、健やかで良いお年を~♪

>masutusさん
北米高山種栽培の第一人者のmasutusさんには、これらのサボテンを育てる楽しみと技術をひろく伝えてもらえたらありがたいです。こうした植物は営業ベースにはのりにくいので、愛好家が保全していくしかないですよね。
来年もよろしくお願いいたします。
>takoyashikiさん
我が家でも、放置されたサボテン・多肉はけっこうあって、見るたびに、ああいかんいかん、と思うのですが、どうしても世話をする優先順位みたいなものがあって、時間切れになることも。来年こそサボ労がんばります。


皆様のお知識や経験にに目から鱗の連続でした。
一年間楽しませて頂き有難うございました。
良いお年をお迎えください。

shabomaniac!さん こんばんは

温室のサボちゃん、桃花~紅花系が多くて。
こうして純白花を見せていただくと、成る程
美しいものですね。

一年間、楽しく拝読させていただき、有り
難うございました。来年も宜しくお願い致
します。

良いお年をお迎え下さい。

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Author:shabomaniac!
沙漠植物、栽培、探究。

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