栽培下絶滅危惧種。

すっかり寒くなりましたね。皆さん、防寒対策は大丈夫ですか?
うちではまだ、露地に出しっぱなしのサボたちが、天を仰いで初雪を待っています。

今回の更新もちんまりした内容ですが、いちおう秘蔵ッ子?サボを紹介。


         
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このサボテンなんだかわかります?
エスコバリア・ヘンドリクセニアヌス(Escobaria hendriksenianus)と言います。
ピンク紫の花は綺麗ですが、それも小さいし、長ったらしくて舌噛みそうな名前の割には、植物本体はジミ。
花がなければ徒長したマミラリアかなにかと見間違えそうです。



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 Escobaria hendriksenianusEscobaria chihuahuensis ssp. henricksonii SB1016 (Escalon,Chihuahua)



グーグルで日本語検索したら、ひとつも出てこない。人気ないというか、知られてもいないサボテン。
この写真の植物には、SB1016 のナンバーがついていて、メキシコChihuahua州Escalon産とある。
でも、Field Number Finder で検索かけると、ほかにA.LauさんやG.Loosさんのナンバーも出てきます。
そこでNew Cactus Lexicon にあたってみると、なんと!
Escobaria chihuahuensis ssp. henricksonii という名前で記載がある。
C.Glass&R.A.Fosterの記載となっていますが、チワワエンシスの亜種扱いになっているだけでなく、
後半部分のスペルから"d"が抜けたりして微妙に変わってます。
改めてグーグル検索すると、こっちはワサワサ出てくる。・・・といっても海外サイトですが。
もともとが誤記載で後にグラスさんが修正したのか、それともその反対か、まだ調べきれてません。

で、その本体。たしかにジミだけど、しげしげ眺めてみると、どうしてどうして悪くない。
私はエスコバリアが大好きで、ほぼすべての種類を育てていますが、なかでも最も個性的だと思う。
雰囲気的には、松毬玉(escobaria strobiliformis)にヴィヴィパラ(Escobaria vivipara)の
花と刺の感じを足したような感じなんだけど、肉質が硬いので成長はとても遅い。その硬さ感が良い。
そのうえ、地下にはデッカイ塊根が発達するのがこの属としては特異で、マニアにはプレミア。
刺はガラス質で陽光にかざすとキラキラ輝き、メタリックな花も際立って美しいです。・・・と褒めちぎってみる。



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IMG_1753S.jpg



花なし、花ありの写真を見比べてみると随分雰囲気が違う。地味なばかりでなく、思いのほか無骨な印象。
しかしこのヘンドリクセアヌス(と呼んでおきます)、いまやメサのリストからも消えて、栽培下では
絶滅にむけてひた走っているという状況。花つきもいまひとつなので、うちでもなかなか種が採れません。
もしも皆さんのところで、古い株が棚の隅っこで埃をかぶってたら、ちょっとばかり目をかけてやってください。


テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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エスコバリア、良いですねぇ。
単頭株もよし、群生株もまた味わい深く、春先の控えめな花が群開するさまも惹かれます。

私はまだミニマ(ネリィ)やヴィヴィパラ、ロゼアくらいしかものにできていませんが、
鉢を手に取って眺めるほどに愛着の湧く一群です。

こうした地味サボ達にスポットをあてるShabomaniac!さんのブログ、これからも期待しています。

ガラス質の刺に濃いピンク花のエスコバリア、良いですね。
細長く育つというと、南限のテロカクタスの赤嶺丸(Thelocactus hastifer)を思い出しました。

うちの栽培下絶滅危惧種というと、ずぼら者の無加温・年中通風・年中無遮光の栽培下では草原育ちのギムノカリキウムや多肉が難物です。
ちょっと配慮してやれば何とかなるのでしょうが・・・。

今日は、奥のほうにある鉢もじっくり眺めました。

>noriaさん
エスコバリアは、マミとも、コリファンタとも違う味わいで、まさに鉢を手にとって眺めたくなる仲間ですよね。自生地でも、太平丸とか牡丹とか、そういう派手なサボテンの脇で渋く光っています。ミニマは象牙色の刺と、濃いピンクの花のマッチングが、小型サボテンの最高峰ではないでしょうか。ビビパラには産地によってスクレロなみの難物もありますね。あとはダンカニー系の白エスコもなかなか綺麗です。

>masutusさん
ハスティファーも、うちでは高く伸びて最後は横倒しになってしまう変な奴ですが、なかなか面白いサボテンですね。雰囲気が似ているかも。こんどはハスティファーも棚から取り上げてよく眺めてみます。ズボラ栽培では負けてないのですが、栽培場が多湿なせいかギムノはよく育ちます。一方で刺ものは・・・春になったらポリカフレーム津くらいなきゃ、と思ってます。



遅ればせながら……。

面白いエスコですね。
まるで柱もののようですが、どれくらいまで伸びるのでしょう?

うちに2つ居るダシアカンサの1つが無闇に伸び上がっていますが、これは単なる徒長でしょうね(w)。
あと、植え替えをサボったせいか、ラウイが一年半経ってもぜんぜん大きくなりません。
困ったものですが可愛いサボです(ww)。

>アイハルさん
地味サボにコメント多謝・・・エスコに変わって御礼申し上げます^^;。
柱ものといっても、写真の株でちょっと手の大きい人の中指とかそのくらいで、大きなものではありません。ダシアカンサやダンカニーも、大きくなると上に伸びて、最後は倒れてきたりしますね。自生地でも30cm以上ある株見ましたよ。
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