バンコク花市。


夏休みに、家族接待がてら、弾丸ツアーでタイまで出かけました。
仕事以外でサボテンの生えていない国に旅するのは久しぶりでしたが、なんのことはない、
やっぱり植物を見ている時間が長かったです。



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                   Chatuchak flower market


バンコクについた初日が水曜。有名なウィークエンドイマーケットが開かれるエリアで、花市がひらかれる日です。
ヂャトヂャックのウィークエンドマーケット(Chatuchak)は、その名の通り週末に開かれ、衣類生活雑貨
その他膨大な品物が商われる巨大縁日のようなものですが、平日の水・木には、メインのマーケットの空き地を使って
花市が開かれるのです。



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狭い道路沿いにところ狭しと鉢が並べられ、その隙間をヒトと車がせわしく行き交うようすは、
まさにアジアのマーケットという風情。そこで売られている植物は実にさまざま。色とりどりの花鉢や
観葉植物がずらり。熱帯スイレンにソテツ類、ブロメリアなど、熱帯ならではの植物が目を惹きます。



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山採りのランやビカクシダなどがぞんざいに山積みされていたり、果実のサンプルを吊したバナナ苗の専門店も。
これほど多種多様な園芸植物が一カ所でみられる場所は日本には存在しないでしょう。2日でも3日でも
楽しめそうな場所ですが、今回は数時間でわーっと見て回り、気になったものをスナップしてきました。



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このマーケットに限らず、どこでも目につくのがこちら、アデニウム(Adenium)です。キョウチクトウ科のコーデックスでは、
日本では塊茎の芸に幅があり、寒さにもやや強いパキポディウム(Pachypodium)が人気ですが、タイでは
塊茎部分を丸々と盆栽的に作ったアデニウム(これはすでに日本にも随分入ってきていますね)のほか、
花改良がとても盛んです。寒さに弱いかわりに、暑い季節にはとても元気な植物で、花も長く咲き続けうので、
常夏のタイにぴったりなのでしょう。色変わりに段咲き、葉変わりに斑入りと、続々新しい園芸種が生み出されています。



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もうひとつ、タイで特に人気があるのがサンスベリア(Sansevieria)です。アガベの仲間ですが、やや寒さに弱いので、
日本の無加温室での栽培には注意が必要ですが、様々の形をとって展開する重厚感のある濃緑の葉は、サボテン好き、
多肉好きにも強く訴えてくるものがあります。葉幅が広く、ダルマ型の詰まった感じのものはやっぱり人気のようで、
それに斑入りが加わるとビックリするようなお値段になります。真ん中の写真、Sansevieria mafinga の斑入り株、
35000バーツ、の値札が見えるでしょうか。その下のピングイクラ(S.pinguicula.)でしょうか?
この極上の斑まわりの株は、もっと高かったかと思います。飛びきりの個体には大枚をはたいて惜しまない、という
園芸熱の高さを感じました。
にしても、洋の東西を問わず、斑入り植物の世界は経済的に敷居が高いですね(汗)。



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こちらは「お芋屋さん」。
家内は「これ食べられるの?」と真顔で聞いていましたが、実際に薬用植物として売られています。
ズラリと並んだショウガの仲間の塊茎など、実に魅力的でしょう?どんな葉っぱが出るんだろう?
どんな花が咲くんだろう?と好奇心が膨らむばかりです。
私には食欲のツボにではなく、サボ欲のツボに訴えてきましたね。



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圧巻だったのがこれです。なんだか分かりますか?
タイなど東南アジア原産の塊茎インパチェンス、ミラビリス(Impatiens mirabilis)の斑入り。
実は、この植物の自生地を見たい、と言うのもタイを旅先に選んだ理由のひとつでした。
この個体はおそらく山採りの株でしょうから、まさに一点モノということになります。
私は斑入り植物に特段のこだわりを持つ方ではありませんが、緑色の岩石のような迫力ある
巨大コーデックスとの対比もあいまって、純白の斑色が目に焼きつきました。
アジア原産のこれら塊茎インパチェンス自体がまだまだ珍品で、日本での流通も少ないものですし、
そのまた斑入りとなると、大変な貴重品です。挿し木で増やすことは出来そうですが、この塊茎の迫力は
再現困難でしょう。こころみに値段を聞いてみましたが、売り物ではない、とのことでにべもない。
タイも日本同様、極上の観賞植物には凄い値段がつきます。この塊茎インパも、野球とサッカーが
同時に出来るくらいの人数の諭吉さんを揃えない限り落掌不可でしょうね(ため息)。



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と、2時間ほども歩き回ると、猛暑の東京で慣らしてきたはずの身体もグッタリ。本場の暑さは違います。
マーケットにはところどころジューススタンドが出ていて、このザクロの生絞りジュースで、生き返った心地がしました。

次回は、この市場と、市内の専門園で会ったサボテンたちをご紹介しようと思います。



テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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何処出かけてもやっぱり好きなものに目がいくのは
わかります(^^)

不思議なもので、
日差しの違いなのか、はたまた空気の違いなのか
植物や食べ物の色見が鮮やかに感じられますね!
もしや太陽は一つではないのか?と思わせるような。

サボちゃんはいなかったのですね(^^)

うーん。旅行いいですなぁ・・・。

あ!すみません!!
サボちゃんいるじゃないですか!

なんか後ろの方にロフォフォラさんらしきものがいましたね(汗

やっぱすごいですねー。日本じゃいくら夏暑くなったとはいえ、維持に気をつかいますねこのへんは。もし検疫いらずで簡単に持ち帰れるような法律だったらガンガン買っちゃうところですが。w

お早うございます

タイ旅行、お疲れさまです。
どこであれ、外国に出かけるのは楽しくて
好いですね。

タイでも斑入り植物は重宝にされ、高額品
の様ですね。35000パーツは、日本円
で幾らでしょう?

山採りの塊茎斑入り。私など素人目にも珍
しく、見事な株に魅せられます。

タイ航空のパイロットが大阪Y園にサボテ
ンを買いに来て、高級品を蒐集して写真集
を製作していました。
そういう生活レベルの人たちの嗜好品でし
ょうね。
サボテンは販売されていませんか。

ザクロのジュース。飲んだことはありませ
んが、炎天下に冷たいのは美味しそうです。

Flower market

Shabomaniac!さん、こんばんは。
なんか楽しそうな雰囲気を感じるのは、気のせいでしょうか?
この夏は Thai にも負けないほどの熱さでしたので、温度差は
、あまりなかったりしたのではないでしょうか。
私もそうなのですが、どこへ行ってもやっぱり植物が気になります。
 ですから、花の市場なんて行ったら、最高ですね!

>l-marshさん
どこの国に出かけても、市場を見て回るといくら時間があっても足りません。カラフルで飽きないです。
実はサボテン屋さんもこの市場にお店を出していて、ご明察どおり、斑入りインパチェンスがあったのはサボテン多肉屋さんでした(うしろのウバ玉さんたちも売りもの)。次の更新ではここのサボテン屋さん
と、あと町中のナーセリーをあわせて紹介します。こちらもなかなか面白かったですよ。

>ふるんさん
そうなんです。色々育ててみたいけれどうちの温室は加温ありでもプラス6-7度がせいいっぱい。タイ
で売っているものの中には厳しいものも多いです。サボテンなみに寒さに強い植物って、そんなにはない
ですからね。ショウガの仲間などは検疫がうるさいらしいので、いろとりどりのお芋さんたちも、眺めて
いるだけでした。ほかにも欲しくなるものがたくさんありました。

>Doremifaさん
タイの園芸風土は日本ともよく似ています。斑入り、綴化、改良種が人気。35000バーツは9万円弱、と
いうところ。アガベのピンキーよりも上をいきますね。お金を持ってる人は持ってる、という感じで、とびきりの植物は高いです。斑入りインパも素晴らしかったですが、とても買えなかったと思います。ザクロジュースは200円で、これも高いといえば高いけど、美味しかったです。目の前であの実をギューっと押しつぶして作っています。

>Yuccaさん
タイの炎天下は、猛暑のトーキョーで慣らしていった身にも厳しかったです。ただ、夜になると意外に
涼しい風が吹いてきたりして、こりゃ東京よりは過ごしやすいかも?なんて思ったりもしました。ここの
花市場は、植物好き園芸好きならば必見です。とにかく熱帯植物の類、ありとあらゆるものが揃っていました。タイの人たちの植物を愛する熱が伝わってくる空間でした。

>次の更新ではここのサボテン屋さん

ぬぉ!
そちらも更新あるのですね!
楽しみだなぁ(^m^)

タイで購入して日本へ持ち帰れたりするのですか?
アデニアバリーすごいですが、購入可能なのでしょうか?
これ、おいくらだったか憶えていますでしょうか?
検疫や送料等はどのくらいかかりますか?

アデニウムなど

始めまして。
最近アデニウムにはまってしまいました。近くの花屋に花付きの鉢があり、買ってしまいました。

私もかつてバンコクにいたので、ウィークエンドマーケット、懐かしいてす。いろんな変わった植木が売られていましたね。日本に帰国するとき、いくつか持ち込んで税関で引っ掛かったのもありました。
バンコクは暑かったですねー。あの頃の私も思い出してなつかしくなりました。

>トリュフさん
はじめまして。アデニウムは寒さに弱いことを除けば、成長も旺盛で花も沢山咲く素晴らしい花木ですね。タイではそこらじゅうに植栽されていますね。タイの花市は熱帯植物好きには素晴らしい場所です。何時間過ごしても飽きませんね。


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沙漠植物、栽培、探究。

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