ふた色の花。

やたら暑くでクラクラするけれど、関東、天気はとても良い。
毎日、窓のないオフィスにこもって仕事をするのがもったいないなぁ、と思います。
海でも、川でも、沙漠でも、はやくどこかに出かけたい!


遠出して自然のふところに飛び込むには休みが必要で、休みをとるためにはその前に倍の勢いで
働かねばならない、というのが今の状況です。なんて愚痴めいたことはおいておいて、
今回のテーマはふた色の花。しばらく色味のない話題が続いたのと、暑さで長い文章を書く集中力が
損なわれているので、例によって美しい花に語ってもらおう、という算段です。

では早速。



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               Lobivia densispina 'albolanata'  R585A Quebrada del Toro, Salta, Argentina


この典型的な二色染め分けの花、bicolorのサボテンはロビビア・アルボラナタ。
(Lobivia densispina 'albolanata' R585A Quebrada del Toro, Salta, Argentina)。
真っ白いカキ氷にたっぷりレモンシロップをかけたような、なんとも涼しげな色合い(というか、氷を食べたいだけか)。
球体の白いふわふわの刺も、このフォームならではのものです。
あんまり流通しておらず、うちにもこの1本だけなので、種をとってふやすことが出来ません。
でも、ロビビアの中でも屈指の素晴らしい植物だと思います。



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            Gymnocalycium nigriareolatum 'carmineum'  STO255/1(Villa Dolores,Catamarca)


続いてはギムノ・勲装玉の赤花型ということで蒔いたもの。
(Gymnocalycium nigriareolatum fa.carmineum STO255/1(Villa Dolores,Catamarca)
ごらんのように、ふた色。濃桃色と白花のふたつが同じロットの種から出現しました。刺や球体の形などは
あまり変異なく揃っていたので、交雑ではないように感じます。
勲装玉は元来白花なので、ちょうどアリオカルプスの赤花岩牡丹(Ariocarpus retusus 'confusus')と
同じように、ひとつのコロニーに複数の花いろが混じって生えているのかも知れません。
いずれにせよ、紅白咲き分けというのはいかにも日本人好みで、揃って咲くと良い感じです。



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               Austrocylindropuntia verschaffeltii MK464


最後はとてもマイナーな南米産棒状ウチワサボテン、ヴェルシャフェルティです。
(Austrocylindropuntia verschaffeltii MK464)昇竜、なんて和名があるらしいですが。
アルゼンチンからボリビアにかけてのやや標高の高いところに生えるオプンチアで、このクローンは
私の栽培場では放っておくと伸びてしだれるような姿になり、前年の茎節が茶色くなるので、奇観です。
花はごらんのように見事なもので、3日くらい保ちます。咲きはじめはピーチオレンジという感じですが、
翌日には黄味を帯びてきてオレンジ色になります。豹頭などのエリオシケも、咲き始めと咲き終わりで
花いろが変化するものがありますが、あれと同じ様な「時差型ふた色花」です。
写真ではあまり違って見えないのですが、ひとの見た目にはもっと違う色合いで、異なった株が
混植されているようにも見えます。柱頭の紅い感じも南米っぽいですね。


では、最後にもういちどレモン氷を^^;。



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少し涼しくなりましたか?
今年の暑さはこれから先が長いようですから、皆さまも植物ともどもどうかご自愛下さい。



テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

コメント

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「うお~っ」ため息5連発×2~( ^▽^)

レモンカキ氷もさることながら!オレンジ色の南米産棒状ウチワサボテン、ヴェルシャフェルティの花に~釘付けで~す・・・魚じゃないのに「ウオ~」

家のも・・・似たようなのがあるのですが・・・咲いてくれません(´ヘ`;)

あ~サボテンの花って~もうだめえ~( ^▽^)たまら~ん♪

どの花も素晴らしいですね。
A. verschaffeltiiなんて気にも留めてなかったんですが、Shabomaniacさんの作り方がうまいのか凄い気になってきました。

Shabomaniac!さんのブログを見ると、欲しいサボテンが増えて困ります(笑)

すいません、ロビビアを舐めてました。これは美しいです。
本当に、レモンシロップのかき氷を食べたくなるほどです^^;
ギムノもいいですが、やはり、アウストロキリンドロオプンチア!
なんだこの渋可愛いサボテンは・・・とビックリです。これは育ててみたいですねえ。

>takoyashikiさん
植物はおおむね、花の咲いているときが一番ポテンシャルが発揮されると思いますが、サボテン人は
花にノー興味の人が少なくないです。兜なんか綺麗な花なのに、体力消耗するから・・・と摘んでしまう
人多いですよね。verschaffeltiiはタイプ色々あって、刺の長いのとか、花が黄色いのとか、
色々あるみたいです。集めたいけど入手しにくいですよね。

>さくさん
verschaffeltii、このタイプは、水が切れると茎がすぐに倒れてくるので、吊り鉢に植えたほうが
良いんじゃないかと思うくらい。花をよく咲かせるためには、秋から春まで完全断水するので、どう
してもデレーっとなってしまいます。とても良い作りとは言えませんが^^;、花優先ということで
やってます。

>roka79
verschaffeltiiに話題集中してますが、ことしメサの「苗」リストに出てましたね。種を蒔いてもなかなか発芽してくれませんから・・・。レモンかき氷のロビビアは、昔ドイツから輸入した株です。だんだん丈が伸びてきましたが、こちらは子吹きしないので、本体枯れたら終わりです。花の感じとしては、プシス属っぽい感じの大輪です。



>ヴェルシャフェルティ

面白い姿のサボテンですねー!
どっちかっていうと多肉のように見えてサボテンと言う感じがしないですね。
今更感ですが、サボテンと言ってもほんといろんな姿したコがいますね。
お花屋さんにはそんなにたくさんの種類のサボちゃんがいるわけではないですし、
ちょっと残念に思います。
好きになって入りこんでいかないと知ることのないサボちゃん達には頑張れと応援です!

>l-marshさん
ウチワサボテンの仲間なんですが、ぜんぜんウチワとは結びつかない形ですね。雰囲気的には草花っぽいです。日本では、この仲間は(値段が高くないので)あまり業者さんが扱ってくれず、手に入れにくいですが、姿も花も魅力的なもの、多いですよ。
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