エキノケレウス、花いろいろ。


初夏の陽気が続く頃になると、もう梅雨入りは間近です。
サボテンのベストシーズンは、長くは続かないですね。貴重な晴れ間、時間が出来ると長年にわたって
植え替えていなかった鉢と格闘していますが、頑張っても頑張ってもなかなか追いつきません。
さて、きょうは、久しぶりにエビサボテン(Echinocereus)の花をいくつか。



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           Echinocereus viereckii ssp. morricalii SB940 Monterrey, Nuevo Leon,Mexico



まずは刺もなく青々と、まるで野菜のような蝦サボ。園芸種の桃太郎と似ていますが、こちらは原種です。
モリカリ(Echinocereus viereckii ssp. morricalii SB940 Monterrey, Nuevo Leon,Mexico)は、
肉質がやわらかく、痛くないのでサボテン苦手な人でもつきあえそうですが、栽培すると案外気難しい。
大変な肥料喰いなので、はじめ、砂石中心のサボ土で育てていた頃は、なんとなく色が薄くて元気なく、
花つきも悪かった。最近は「野菜の土」の赤玉割り、みたいなものに植えて液肥もたっぷり与えていたら、
緑色も濃くなり、よく咲くようになりました。花はピンクの大輪で派手ですが、なんとなく粗雑な印象もあり、
花の綺麗なおヤサイ、という風情。



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                 Echinocereus russanthus SB1476 Sierra del Carmen,Coahuila



こちらは造作は丁寧ですが、大変渋い花です。
白紅司ルサンタスnova(Echinocereus russanthus SB1476 Sierra del Carmen,Coahuila)。
この類の蝦サボは、北米ロッキー山脈の背骨に沿って、北から南へ、青花蝦~白紅司~ルサンタスと
移り変わっていきますが、この新タイプはテキサスのビッグベンド公園からさらに東南方向へ国境を越えて
メキシコのカルメン山脈に分布する最も南のタイプ。刺がごく短いので、太陽、御旗などと一見似ています。
ルサンタスでは、テキサスにはネオカピラス(neocapillus)と呼ばれるタイプがありますが、このSB1476は、
これと同様に幼苗時はふわふわの白い毛が密生し、全然違う植物のようで可愛らしい。
今年は複数個体が同時に開花したので種が採れました。もう一度実生から育ててみようと思います。



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                   Echinocereus poselgeri 'MZ50' Zapotitlan,Puebla



地中の塊根(見えないけど)から細い枝を伸ばす変わった姿ですが、これもエビサボです。
銀紐(Echinocereus poselgeri MZ50 Zapotitlan,Puebla)。
かつてはウィルコクシア属(Wilcoxia)に入っていましたが、刺だらけの花筒、緑の柱頭がよく目立つ花、
蝦サボテンそのものです。実はこの株は輸入種子の実生で、MZ50というフィールドナンバーは、
Peniocereus viperinus という別属のサボテンの名前で手に入れたものですが、蒔いてみたら銀紐そのもの。
viperinusは同じ塊根+細枝のサボテンですが、月宮殿のような真紅の花を咲かせ、まったく異なります。
珍しいサボテンなので期待して花を待ったのですが、咲いてみてら典型的な銀紐でした。
でもこれはこれで、綺麗ですね。



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                    Echinocereus cv. daysacanthus×bonkerae



最後は園芸種。というか、じぶん家で交配作出?したエビサボテンです。
御旗×凡家来(E.cv. daysacanthus×bonkerae)。
生えた実生苗は色の薄い元気がないようなものが多く、ちゃんと育ったのはこのひと株だけでしたが、
狙いどおり?御旗の黄色と凡家来の紫ピンクがうまく混じり合った、トロピカルな色合いの花が咲きました。
球体は母株の御旗によく似ていて、花も形とスロートのグリーンは母株似です。ただ、全体にうすく桃色が
乗ったところが凡家来のテイストでしょうか。
エビサボの花改良は、日本では美花閣をベースにした交配種がいくつか作られていますが、太陽系、御旗系、
また武勇丸系の交配も面白いものが色々作れそうです。

なんて、原種サボだけでも場所も手間も手一杯なのに、このうえ育種までは無謀すぎますね。






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沙漠植物、栽培、探究。

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