脱帽。

         
我が家の一点モノ、きょうは番外編?です。



resize1048.jpg
                    Melocactus bahiensis ssp.bahiensis about 20years from seed



メロカクタス・涼雲(Melocactus bahiensis ssp.bahiensis )の古株。ハウスの棚の真ん中に
所在なげに置かれているのは、このあたりがいちばん温度が保たれるからです。
メロのなかでは寒さに強い部類ですが、かれこれ20年ちかく育てている株なので、大事にされているという訳。

でも、ここだと絵にならないから、外に連れ出してみました。



resize1050.jpg

resize1032_20140426212646b24.jpg



花座がここまでデカいと、なかなか貫禄があります。
メロは最近あまり人気がありませんが、一年中カラフルな花座を眺めることが出来るのは捨てがたい魅力。
この涼雲は、もともと30年以上前に、某Y園から購入した輸入株らしき苗がルーツです。
すでに物故したその株に稔った種を実生して育てたものです。メロゆえに自家受粉で、雑種ではないと思いますが、
そもそも元親には産地データはおろか学名もついておらず、ただ「涼雲」と記された札だけが立っていました。
念のため検索してみると、bahiensis はおおむねこの株と似たような顔をしていますね。

この株、花座が出始めたのはすでに十数年まえのことで、いわゆる“トルコ帽”状に大きく高く伸びてきた。
しかし、2-3年前からは途中にくびれが生じ、腰折れというか、段が出来てしまいました。
でも、それもまた古株の風情、などと思っていたわけです。ところが、ハウスから運び出してしげしげ眺めると、
ある異変に気がつきました。

花座の上部だけが、グラグラと揺れているではないか! 

ん?まてよ。



resize1041.jpg

resize1042.jpg

resize1043.jpg



衝撃の事実でした。
なんと、花座の上半分は、ただ乗っかっているだけ、だったのです。
で、ポッコリと上半分を外してみると、かつてと同じ、くびれのない花座の姿に戻りました。
現れた新しい花座には、ちゃんと上面があり、ここから花が咲き実もなるようです。
で、外した上半分はなんつうか、赤い座布団?饅頭?テニスボール?
裏面は巾着を裏返したみたいな様子で、こちらもかつて下半分と繋がっていた名残りとか、
切断面ふうの痕跡などはない。実に不思議です。



resize1049.jpg

resize1037.jpg

resize1039.jpg

resize1051.jpg



地べたに転がせば、赤いテニスボールかなにかのようで、どう考えてサボテンの一部には見えません。
手に持った感じもテニスボール風ですが、もっと軽い。花座はそこから出雷開花、結実するわけで、
ただの綿毛の塊ではないはず・・・ですが、この上半分については、綿毛の塊にしか見えません。
一方で、これだけを鉢に置いてみたりなんかすると、赤刺が密生したマミラリアみたいにも思えてきます。
いつから分離独立したのか不明ですが、まったく色も褪せていないので、これはこれで綺麗です。
本当は、切断して中の構造が見てみたいとも思うのですが、なんだか勿体なくて、結局元どおりに
二段重ねにしてハウスに戻すことに・・・。



resize1052.jpg



こうしたことが、メロカクタスではしばしば起こるのか?調べてみても類例が見つかりませんでしたが、
花座が子吹きしたり、分頭したりするのは時折り目にします。しかし、こんなやり口もあったとは。
まさに脱帽の技でした。





プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物、栽培、探究。

最新記事
全記事表示を読む

全ての記事を表示する

カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
リンク
カレンダー
03 | 2014/04 | 05
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
Excite自動翻訳
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
QRコード
QRコード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる