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さあ実生だ!


最近、週末ごとに雪が降ったり、そうでなければ仕事が入ったりで、植物たちは放ったらかし。
こんな管理では、サボテン・多肉以外の植物だったらまずダメになってしまうでしょう。
甫場に行けない休日は、目前に迫った種まきに備えて、名札書きなどに精を出しています。
サボ人にとって一年で最大のイベント?実生シーズンはもうすぐそこです。



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                    Notocactus uebelmannianus without locality data



去年はウルトラ駄モノ?花屋サボの定番、ノトカクタスの種まきに力を入れました。
上の写真のスミレ丸(Notocactus uebelmannianus)は、実際に花屋さん出身なのですが、
扁平な球体、スベスベの肌に艶やかな花と、駄モノ界最美種(なんのこっちゃ)と思っています。

で、貴重な産地データつきの種子を去年は色々蒔いてみたわけですが・・・



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                    N.uebelmannianus WG123 Guaritas,Rio Grande do Sul,Brazil
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                 N.uebelmannianus ssp.nilsonii FS137 SE of Camaqua,Rio Grande do Sul
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                    N.allosiphon FS320 Santana do Livramento
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                    N.calvescens LB249 Paso de los Libres Arg



うーむ、まだ小さすぎてどれも似たり寄ったり。亜種どころか種のあいだの違いもよくわからん。
そうしたあたり、小さいながらも駄モノオーラがいい感じで出てます。早く花が咲かないかな♪♪
まず典型型と思われるスミレ丸(N.uebelmannianus WG123 Guaritas,Rio Grande do Sul,Brazil)。
1シーズン育ったところではこんな顔ですが、はたして花屋サボに匹敵する優美な姿に育つか。
下のニルソニー(N.uebelmannianus ssp.nilsonii FS137 SE of Camaqua,Rio Grande do Sul)は、
刺がモサモサする多稜タイプのようで、より野草っぽい顔らしい。駄モノ系珍種という扱いですね。
ノトカクタスは他にも蒔いていて、アロシフォン(N.allosiphon FS320 Santana do Livramento)、
カルベスケンス(N.calvescens LB249 Paso de los Libres Arg)など。早く大きくならんかな♪♪
残念だったのは花屋サボ古典中の古典、雪晃(N.haselbergii )の産地データ種子も蒔いたのですが、
こちらは発芽しなかった。いつかまたトライしたい。

種まきワンシーズンの苗をもう少し。



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                    Opuntia basilaris Bunkerville,Nevada
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                    Opuntia galapageia
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                    Cylindropuntia viridiflora SB957
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                    Copiapoa griseoviolacea JN812
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                    Copiapoa melanohystrix PV239



まずはオプンチア類です。これもここ数年色々蒔いている。
去年は、テフロやプテロなどではなく、いわゆるおしゃもじ型のオプンチアが主でした。
上からバシラリス(Opuntia basilaris Bunkerville,Nevada)、山どり種実生株からの採種。
象ガメの餌ガラパゲイア(Opuntia galapageia)。1歳にも満たないのに既に極めて凶悪な顔つき。植え替え要注意。
そしてキリンドロプンチア・ビリディフロラ(Cylindropuntia viridiflora SB957 Santa Fe,New Mexico)。
おしゃもじウチワとはちょっと雰囲気が違いますね。
コピアポアでは新記載のグリセオビオラセア(Copiapoa griseoviolacea)など数種。
この属は切れ目なく毎年少しずつ蒔いています。


さて今度は、この春蒔くタネですが、今年はチェコの業者には頼みそびれて、
メサガーデンとピルツ、それにケーレスに多肉を少しだけ頼みました。今年のケーレスにはエケベリアの
産地データ種子がたくさん出ています。おととしかな?カンテを蒔いたらどうやら本物だったので
今回はサブリギダを2産地取りました。

メサへの発注はメセンが中心なのでサボテンは少しだけです。注文票をコピペすると・・・


Echinomastus
333-dasyacanthus `carrizalensis' SB725 Luna Co, NM
Mammillaria,
962.5-zephyranthoides Calera, Gto, very fat stem, huge white fl
Pediocactus
#1147.86-despainii SB1947 w Emery Co, Ut, white sp, white wool
Sclerocactus, /4,6,9,11,16-18/ colorful plants, spiny
1219.89-havasupaiensis RP131 Supai, white-pink-purple fl
#1219.92-mesae-verdae RP111 Chimney Rock, CO, all plants with hooks
#1239.57-pubispinus SB1908 Millard Co, UT, yellow-peach-pink fl
1241-spinosior SB740 N. Sevier Co, Ut, low thick stems
1244-whipplei SB736 N. Navajo Co, Az, early yellow flowers
#1244.53-wrightiae SB1747 Emory Co, Ut, squat flat stems



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                    Echinomastus dasyacanthus `carrizalensis' in habitat



マスタス・カリザレンシス(Echinomastus dasyacanthus `carrizalensis'SB725 Luna Co,NM)は、
しばらくリストに名前が載っていなかったのが復活したので注文しました。
英丸(桜丸)の刺のごく荒々しくなるタイプで、なかなかカッコいいサボテンなんです。
十年くらい前、こいつの自生地のアメリカ・メキシコ国境の山をうろついていたら、国境警備隊の
ヘリコプターが緊急着陸。手を挙げろ!となって肝を潰しました。そんな想い出深いサボテン。
ペディオ、スクレロは、我が家の標本株?たちが、実生十数年を経てそろそろ世代交代期に入りつつあるため、
いくつか選びました。しかし十数年前、最初に蒔いた時に比べると値段が2-3倍に上がりましたね。
それだけ人気が出たということなら、喜ぶべきなのかな。
あと、私は注文しそびれましたが、白マミの小型名品、五百丸(M.sp SB500)も復活しているとのこと。

続いてはピルツ発注分です。


BLOSSFELDIA
7237 liliputana - P 246, Cuesta Miranda 30 Korn 0,60
4571 spec. - KK 2012 30 Korn 0,60 1,80 ? 5,40 ?
COPIAPOA
5746 calderana - JN 823, Quebr. Del Morado, Atacama 10 Korn 1,20 8,50 ? 25,00 ?
7282 cinerea - PV 2411, Monte Perales, mountain form 10 Korn 1,20 9,00 ?
5380 columna-alba - JN 831, Tigrillo 10 Korn 1,20
ESCOBARIA
7132 grata;P-7132;new!deep red flower
FEROCACTUS
3758 digetii v.carmenensis;P-3758;Isla de carmen



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                    Escobaria abdita (grafted)



ピルツにはエスコバリアの新種グラータ(写真上・Escobaria grata)や、フェロのカルメン玉を発注。
後者はいつか自分で種を採ってくるつもりだったのに既に十数年が経過。買ってしまいました。
そして同じくピルツ発注で、去年のノト同様、どばっとマニアックに蒔いたのがこれ。

→後日訂正:上の写真はgrataではなくて、abditaでした。このabditaの顔を思い浮かべて、grataの種を
間違って購入してしまった次第。ちなみにgrataは去年も巻いていました^^;。



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                    Rebutia pygmaea MK2639 'haagei ssp.orurensis'



レブチア・ピグマエア(Rebutia pygmaea MK2639 'haagei ssp.orurensis')。
うちにはこの仲間の開花株はこの1クローンだけですが、毎年咲くこの花にやられてしまいました。
なんとも言えぬ甘酸っぱい果物のような色合い。いくら見ていても飽きない。
きけばこの類には花いろ違いが山ほどあるという。しかもその彩りは複雑に綾をなすのだという。
これを蒔かずにいられるか!というわけで発注、発注。実は一昨年もサクシードの種を幾つか蒔いたのですが
今年はさらにピルツから。古い分類名のメディオロビビア(Mediolobivia)という括りでリストアップされています。
頼んだのは、


7069;MEDIOLOB atrovirens pseudoritteri;RH205;Abra de Sama3900m
4852;MEDIOLOB aureiflora eburnea;white flowering
2108;MEDIOLOB diersiana;KHM9433;Mal Paso
4899;MEDIOLOB eos;P513;Cuesta Toquero 3600m
7055;MEDIOLOB eos;RH 327;Yuraj Thuru 3700m
802 ;MEDIOLOB euanthema tilcarensis;OF80-80;orangerot
4933;MEDIOLOB haagei;AW12;Humahuaca 4000m
5539;MEDIOLOB malochii;KHM9840;noerdl Camargo,orangegelb
803 ;MEDIOLOB orurensis;EH8009;Oruro La Paz 3800m
4739;MEDIOLOB pygmaea;ES45;Tafna,selten!
5263;MEDIOLOB pygmaea gavazzii;WR493
1380;MEDIOLOB pygmaea tafnaensis; OF17-72;Tafna,orangerosa
4741;MEDIOLOB rovidana;R333B;Tafna,rosaweiss
3922;MEDIOLOB spec.'Poopo';EH10018



ずいぶんと色んな種類あるんだね、と思うかも知れませんが、この属はほとんどレブチア・ピグマエア1種と
思った方がよい。花いろなど変異が多いので色々な名前がついていますが、基本はほぼ同じ。
花いろがわりで色々集める感覚は雪割草(ミスミソウ)みたいな楽しみ方なんでしょうか。
サボ本体は刺が短くて痛くない、塊根のある白檀(Chamaecereus silvestrii)みたいなもの。
たいへんたいへん地味ですが、ゴムで出来た毛虫みたいな、むにょっと触感に訴えるものがあります。

今年はほかにスルコいくつか、ワインガルチアの新しい名前のものも蒔きました。


7431;SULCO atrospinosa;LH1572;new
5665;SULCO gemmae;JD337
7319;SULCO heliosoides;LH1544;new,spination similar R.heliosa
7022;SULCO horacekii;LH1256;Laguna Molinero
5602;SULCO lepida;WF54;Copachuncho
5429;SULCO tarabucoensis aureiflora;JK191;Sucre-Tarabuco,orange-gelb
5817;SULCO vargasii;WK995; new species

7101;WEIN fidaiana pygmaea;HTH029;Mal Paso 5100m
7309;WEIN frey-juckeri;HJ441;dull green body
5632;WEIN kargliana aff.;HTH106A;El Puente,K.olivbraun,
7371;WEIN pucarensis;HJ1201;nice new species


いやー、それにしても殖やしても売れにくいものばかりよくもこんな沢山。
とても業者は勤まらないですね。難物上等!だけじゃなくて、駄モノ上等!
てなことで。

皆さんはどんな種を蒔きますか?







テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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