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栽培下絶滅危惧種。

すっかり寒くなりましたね。皆さん、防寒対策は大丈夫ですか?
うちではまだ、露地に出しっぱなしのサボたちが、天を仰いで初雪を待っています。

今回の更新もちんまりした内容ですが、いちおう秘蔵ッ子?サボを紹介。


         
IMG_1744S_20121201102647.jpg



このサボテンなんだかわかります?
エスコバリア・ヘンドリクセニアヌス(Escobaria hendriksenianus)と言います。
ピンク紫の花は綺麗ですが、それも小さいし、長ったらしくて舌噛みそうな名前の割には、植物本体はジミ。
花がなければ徒長したマミラリアかなにかと見間違えそうです。



IMG_174e1S.jpg

IMG_17w51S.jpg
 Escobaria hendriksenianusEscobaria chihuahuensis ssp. henricksonii SB1016 (Escalon,Chihuahua)



グーグルで日本語検索したら、ひとつも出てこない。人気ないというか、知られてもいないサボテン。
この写真の植物には、SB1016 のナンバーがついていて、メキシコChihuahua州Escalon産とある。
でも、Field Number Finder で検索かけると、ほかにA.LauさんやG.Loosさんのナンバーも出てきます。
そこでNew Cactus Lexicon にあたってみると、なんと!
Escobaria chihuahuensis ssp. henricksonii という名前で記載がある。
C.Glass&R.A.Fosterの記載となっていますが、チワワエンシスの亜種扱いになっているだけでなく、
後半部分のスペルから"d"が抜けたりして微妙に変わってます。
改めてグーグル検索すると、こっちはワサワサ出てくる。・・・といっても海外サイトですが。
もともとが誤記載で後にグラスさんが修正したのか、それともその反対か、まだ調べきれてません。

で、その本体。たしかにジミだけど、しげしげ眺めてみると、どうしてどうして悪くない。
私はエスコバリアが大好きで、ほぼすべての種類を育てていますが、なかでも最も個性的だと思う。
雰囲気的には、松毬玉(escobaria strobiliformis)にヴィヴィパラ(Escobaria vivipara)の
花と刺の感じを足したような感じなんだけど、肉質が硬いので成長はとても遅い。その硬さ感が良い。
そのうえ、地下にはデッカイ塊根が発達するのがこの属としては特異で、マニアにはプレミア。
刺はガラス質で陽光にかざすとキラキラ輝き、メタリックな花も際立って美しいです。・・・と褒めちぎってみる。



IMG_9931S.jpg

IMG_1753S.jpg



花なし、花ありの写真を見比べてみると随分雰囲気が違う。地味なばかりでなく、思いのほか無骨な印象。
しかしこのヘンドリクセアヌス(と呼んでおきます)、いまやメサのリストからも消えて、栽培下では
絶滅にむけてひた走っているという状況。花つきもいまひとつなので、うちでもなかなか種が採れません。
もしも皆さんのところで、古い株が棚の隅っこで埃をかぶってたら、ちょっとばかり目をかけてやってください。


テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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