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わりと珍しいエビサボテン×2。


今週はちょっと珍しいエキノケレウスの花を紹介。
まずは、古くから知られているけれど、栽培株はあまり見かけないこちら。



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               Echinocereus delaetii L798 Sierra de la Paila 2000m,Coahuila


翁錦(Echinocereus delaetii L798 Sierra de la Paila 2000m,Coahuila)です。
柱サボテンの翁丸(Cephalocereus senilis=Old Man Cactus)そっくりの老人の白ひげみたいな毛髪状の
長い刺が球体を覆います。美しいので昔は山堀り株がそこそこ輸入されたようですが、最近はめったに見かけません。
というのも、メキシコの比較的標高の高い山あいに生えるサボテンで、それゆえ栽培にややクセあり。
いちばんの厄介は、花が極端に咲きにくいこと。それゆえ種もあまり出回らないのです。
エビサボには花つきの悪い種類が少なからずありますが、この種は間違いなくその筆頭です。
うちには、このくらいのサイズが数本ありますが、咲いたのは今年初めてで、それもこの一輪だけ。


IMG_1607S.jpg


IMG_1603S.jpg


こうして花がつくと、真っ白のフサフサ刺とのコントラストも実に美しく、良いサボテンだなぁ、と。
亜種のfreudenbergeriも素敵ですが、このフサフサ毛の魅力には叶わない。エビ属で最も美しいかも。
でも、どうやったら咲いてくれるのか花つきが良くなるのか、いまのところ手がかりなしの偶然頼みです。
どなたか、コツをご存じの方がおられたらご教示下さい。
もうひとつ、この種の特徴は、群生を構成する1頭1頭の寿命は数年程度で、古くなった茎節は成長を止め、
やがて萎んでしまいます。かわりに別の脇芽が育っていくという。写真の、茶色っぽい感じの茎節は、
すでに成長を止めて縮みサイクルに入ったもの。こういう生活史も球形サボテンでは珍しい。


続いてこちら。


IMG_6871S.jpg

IMG_6878S.jpg
                Echinocereus mapimiensis TL Coahuila, Mexico


もう1種、ご紹介したいのが、大半が古くから知られているエビサボテンとしては新しい記載種で
エキノケレウス・マピミエンシス(Echinocereus mapimiensis)。
産地はメキシコ・コアウィラ州で、和名はつけられていません。見所はなんといってもこの渋い花色です。
アンシストロの慶松玉(Glandulicactus mathssoni=Sclerocactus)あたりにも通じる、
まさにエビ茶色のストライプ花。
翁錦とちがって、花はよく咲きます。系統としては、見た感じからもわかると思いますが、
青花エビや白紅司に近い種類で、肉質はやわらかく、1頭1頭はあまり大型にならず株立ちになります。


IMG_6883S.jpg
              

花がないときは、硬い髪の毛みたいな、エビとか昆虫の触角みたいな長い刺がけっこう目立つ。
ぜんたいの雰囲気としては、なんだか虫っぽい。苦手な人は苦手かも知れない、面白い雰囲気です。
栽培はとくに難しくないし、エビでは他にない花色なので、ひと鉢は置いておきたくなりますね。


エビサボ礼賛!!





テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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