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捨てサボにも春。

いまからひと月半ばかり前のこと。

ある朝、玄関のまえに、スーパーのレジ袋らしきものがふたつ、置いてありました。
なにやら入っているようですが、こんなところに買い物袋を置き忘れた記憶もなく、はて、なんじゃらな?と。


IMG_4285S.jpg


かみさんに訊ねてみても、そんなところに何も置いてないわよー、と。
すると、ものみだかい倅が出てきて、しげしげと中をのぞき込む。
「パパー、なかにサボテンが入ってるよ。また買ってきたのー?」


IMG_4289S.jpg


なに?サボテン?


IMG_4300S.jpg


うわ。確かにサボテンだ。

ロホホラのウバ玉(Lophophora williamsii)×3と、晃山(Leuchtenbergia principis)。
でも、これらは私が育ててたものでも、買ったものでもない。
つまりは、誰かが置いていった、捨てサボということか?
我が家は通りに面した温室があり、そこにたくさんのサボテンが並んでいるので、ここなら育てられるだろう、と、
どなたかが置いていかれた、というのが推察されるところ・・・。

3株は鉢植えで、1本は抜きあげられた状態で、白いレジ袋に収まってましたが、とりあえず、
袋から出して、日なたに並べてみました。


IMG_4307S.jpg


植物そのものは、よく言えば締まった感じだけど、瑞々しい感じではない。多少頑張って生きている印象。
しばらくの間、植え替えされていないようでしたが、綺麗な鉢にちゃんとしたサボテン専用土で植えられてます。
そもそも花屋さんで売ってる類のサボテンじゃないし、サボマニアックな誰かが大切にしていた植物に違いない。
引っ越しとか、なにか事情があって育てられなくなり、でも、捨てるには忍びなくて、我が家に置いていかれた、
そんな事情を推察しました。
うちは赤ちゃんポストならぬ、サボテンポストになっちゃったねー、なんて家族で笑いました。


その後、地震などもあって、少し時間が経ちましたが、このあいだの週末、ウバ玉3兄弟を植え替えました。
ネジラミがいるかな?と思ったけど、いなかった。晃山は、すこし痛みがあったので、薬浴して養生中。
ロホホラは根が肥大するので、たっぷりめの鉢に土気の多い柔らかい用土で植え込みました。
以下、元の持ち主さんも、その後が気になっているかも知れないので、経過報告です。


IMG_5531S.jpg

IMG_5540S.jpg


よく晴れてたので、たっぷり灌水。ちょっと気持ち良さそう?


IMG_5537S.jpg


ようやく春らしくなってきた陽気に感応したのか、ほこっと薄桃色の花を咲かせていましたよ。
元の持ち主さん、環境がサボテンを育てられるようになったら、引き取りにきてあげて下さいね。
もっとも、それまでに、大事にしたいという方が現れたら、引き取られていくこともあるかも知れませんが・・・。


と、この稿を書き終わった翌日の朝。


IMG_6647S.jpg


あ。

またもや玄関前にレジ袋。


で、当然中身は・・・


IMG_6642S.jpg


これまたマニアックな多肉植物。
枝モノのケロペギア2種、Ceropegia armandii Ceropegia simoneae (同定は名札による)でした。
我が家の前に放置せずとも、オークションに出せばじゅうぶん手が上がりそうな種類です。

おそらくは近所に、こんな植物を育てている人がいた、ということがなんだか不思議。
もしや我が温室のガガイモ科多肉が必ずしもうまく育っていないことも、見知ったうえで置いていかれたのだとしたら・・・
泣けてくる。



プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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