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元若手愛好家、群衆に呑まれる。

日曜日、東京・五反田で開かれた国際多肉植物協会(ISIJ)の新年会に出かけてきました。
といっても、昼から別の約束があったので、午前中の1時間ほどの僅かな時間でしたが。
私はこの会の発足当時からのメンバーではあるのですが、例会に顔を出すのは実に5年ぶりくらい。
仕事だ、家族行事だと追われて、残った時間は植物の世話で手一杯…という歳月に、すっかり足が遠く
なっていました。


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               2011 New Year Convention of ISIJ

まず会場についてビックリしたのは、人の多さ。新年会とはいえ想像以上の盛況ぶりです。即売ブースも
昔より随分増えていて、馴染みの業者さんでも、世代交代?が進んでいたり、人波に呑まれながら、
時の流れを感じました。


IMG_1726S.jpg

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               Exhibition and sale of various succulents

会のメンバーも、私がマメに顔を出していた10年あまり昔に比べると、すっかり入れ替わり知らない方が大半。
会長の小林さんはじめ、数人の古参メンバー以外は、誰が誰やら判らず、という状況でした。
なにより、その当時は自分のことを「若手」だと思っていたんですが、今回、20代30代のホンマの若者が
大勢詰めかけていて、圧倒されました・・・。趣味の老熟、古典園芸化がすすむ?サボテン界とは対照的に、
多肉の世界は若い人がどんどん入ってきてるんですね。

かくいう私も、生き物好きの小学生の息子を連れて行きました。
今回出かけてみようと思った理由のひとつは、彼が行きたがったから。実はこのエントリーの写真は、
大半彼が撮影したものなので、クオリティ等の諸問題はなにとぞご勘弁を^^;。


IMG_1758S.jpg
               variegated Haworthia,Aloe&GasteiaIMG_1707S.jpg
               Haworthia picta 'SAKURAFUBUKI'

会場内で、数も多く目立っていたのがやっぱりハオルチア。人気あるんですね~。
今回は「ユリ科斑入り部門」の特別品評会があったそうで、上の写真はその展示品。
ハオやガステリアの美斑がズラリ。鮮やかな色がさすことで、もともとの透明感が引き立ってとても綺麗です。
このへんはサボ界にも通じる古典園芸的な世界かな。
ちなみに、もう一枚の写真は一般部門の品評会に出ていたハオルチアで、愚息が「葉面の輝きがスバラシイ」と
「1位」に投票したものだそう。だったらもちっと綺麗に写真撮れよ^^;。彼はお年玉で園芸種ハオの
「錦帯橋」買ってました。まあ私にはこの類の鑑定眼はないし、こういうのは確かにウチにはないね。


IMG_1713S.jpg
               Copiapoa cinerea
IMG_1754S.jpg
                Aztekium hintonii 'crested'

多肉の会だから仕方ありませんが、サボテンはやはり少数派。即売でも品物は少なめでした。
小林さんに「大盛況ですね」と言ったら、「サボテンやってる人あまりいないけどね」と言われトホホ。
出店ではコピアポアの輸入球が目を惹きました。お値段チョロっと映ってますが、自分で輸入したらたぶん
もっと高くつきます。最近は中国等の新興国市場が拡大過熱し、苗も種も国際的に激しく高騰してますから。
品評会で目立っていたのはこのアズテキウム・ヒントニーの綴化(Aztekium hintonii 'crested')。
稜が極めて多く、素晴らしく姿の良い株でしたが、多肉の会での評価はどうかな?
残念ながら、珍品難物系のサボテン実生苗は売店でも品評会でもほとんど見かけませんでしたね~。


IMG_1747S.jpg
               various 'Cape bulbs'IMG_1728S.jpg


一方、非サボ領域では、ハオやエケなどといった王道葉多肉はむろん、ユーフォにメセン、塊根塊茎や
ブロメリアなど実に多彩。果ては蘭や食虫植物までと、千差万別の植物たちが一同に会していました。
なかでも目を惹いたのは球根類。これも多肉植物というより、花が綺麗で姿の面白い野草といった趣です。
こういう裾野の広さが、多肉植物園芸の世界を元気にしている気がします。新しいものへと好奇心が外向きに
拡がっていく感じが楽しい。参考出品の「くるくるバルブ軍団」は常に誰かが写真を撮っているという人気ぶり。
即売でもこの類は売れ行きがよさそうで、葉一枚のちっちゃなゲチリスが一鉢5K円もしてました。
くそー、こんなことならむかし沢山蒔いた実生苗を放ったらかしにして枯らすんじゃなかった(涙)。


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               Tecophilaea cyanocrocus               
IMG_1757S.jpg
               Andorocymbium ciliolatum

個人的には、すっかり普及しましたが、チリ産球根のテコフィラエア(Tecophilaea)の花色違いの展示や、
こちらはまだ珍しい部類?南ア産球根のアンドロシンビウム(Andorocymbium ciliolatum?)の花が印象に残りました。
やっぱり花の綺麗な植物はそれだけで魅力的です。
いま、手持ちの球根は少ないんですが、色々眺めていると、なんとなく危険な欲求が頭を擡げてくるような・・・
これだから、例会はアブナイのだ・・・。しかし幸いにも、理性を破壊するようなやばい球根は既に売り切れ?
結局、多肉植物写真集の第2巻を買って、年会費納めただけで帰りました^^;。


IMG_1744S.jpg
               Gethyllis sp.
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               Trachyandra sp.


今回、このブログを通じて知り合った方とご挨拶などしたのですが、他にもネットの世界では顔見知り、
という方がきっとおられたかと思います。ホントなら色々お話ししたかったんですが、この日はあまりに時間が
なくて、ちょっと残念でした。


いつのまにか若手からベテラン?の域に入ってしまいましたが、時々は集まりにも顔出さないとね。
今度どこかの会でお目にかかった時は、仲良くしてくやってください。よろしく^^。



プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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