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夏草に埋もれていたコロコロ。


先週、久しぶりに家から離れたところにある栽培場を訪ねました。
一面の草の海にビニールハウスが埋もれているような状態で、まずは汗だくになってハウス周りの草刈り。


すると、それまで草に隠れていた地面から、コロコロとした玉が姿を現しました。
なんじゃこりゃ!野鳥の卵かね?



IMG_3070S.jpg


うーん、でも卵にしちゃ、形がいびつだし、サイズもまちまち過ぎる。
それになんだ?よくみると、すで根っこみたいなものも生えてるぞ。


IMG_3074S.jpg


あ、そっか!・・・と合点がいったのは、このコロコロが落ちていたのが、ある植物の根方だったから。
視線を上に転じると、とうの昔に花を咲かせ終わった花梗が所在なげに揺れてます。
その先っぽには、わずかに残った実(種)がありました。


IMG_3068S.jpg


実はこの卵みたいなコロコロは、自然結実→落果したクリナムの種。
クリナムはヒガンバナ科のバルブ植物で、ハマユウ(浜木綿・・・Crinum asiaticum)なら誰でも知ってますね。
うちでは、ハウスの前の草地に南アフリカ原産のクリナム・マコワニー(Crinum macowanii)を植えてます。
球根や葉っぱの感じは日本のハマユウとも似ていますがが、花はいくぶん派手め。


以下は、5月の開花のときに撮った写真。
 


IMG_0819S.jpg

IMG_0825S.jpg


クリナム・マコワニー(Crinum macowanii)は本来は白い花だそうで、
これは10年ほど前、アフリカの種業者から、桃色花コロニーの種として購入、実生したもの。
遠くからもよく目立つ大きくて派手な花で、一斉に咲く時期はなかなかのスペクタクルです。
鉢植えで育てている小苗の間はさほど大きくならなかったんですが、ある程度球根がガッシリしてきたので
路地植えしたとたん、一気に大きくなり、開花数も増えました。バルブ部分は大人のウデほどもあり、
花だけでなく、くるくるロールする葉っぱも可愛らしいですが、今はこの写真の頃以上に葉っぱが成長して、
株の高さが1mくらいになってます。栽培場は関東沿岸部ですが、冬も霜よけなどいっさいなしの放置栽培で
何の問題もなさそう。冬は霜に打たれて葉っぱは枯れてしまいますが、翌春には、また元気に出芽してきます。
ともかくたいへん丈夫な植物。


IMG_0827S.jpg

IMG_0831S.jpg


うちには数株がまとめて植えてありますが、花色には幅があって、グレープ色のものから、
ほんのり桃色がかった白花まで、いろいろ。花がおわると、たくさん種が実るのは知っていましたが、
ことしは夏草のかげだったのが良かったのか、落ちた種の殆どが、すでに地中に根をのばしていて、
拾い上げることも出来ない状態。さすがにこのまま育つかどうかはわかりませんが。


IMG_0832S.jpg


そんなわけで、大部分の種は、すでに根付いてしまっていたために拾えなかったのですが、少量採種しました。
2~3名様分といったところですが、もしご希望の方がいらっしゃったら、コメント欄にひとこと、お願いします。
送り先などは後でメール等でお知らせ戴ければOKです。



プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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