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留守のあいだに起きたこと。

ここひと月あまり激しく多忙で、ブログも前に書いたものを自動更新、という状態。
先週からは、仕事場に泊まり込みで家を空けていました。

おととい、久しぶりに家にかえりつくと、妻よりも子よりも先に、植物たちの顔を見る。
なにはさておき、彼らの様子が気になってしかたないのです。
まずはおそるおそる屋外雨ざらしの実生鉢。2週間くらい、野天に放ったらかしです。
この間、雨が激しく降ったり、晴れて急に暑くなったりと、ことしの梅雨はドラスティックだったから、
けっこう発芽してるかな?と思って顔を近づけると・・・ゾロゾロ芽が出てる!だけど・・・


rottenseedling0S.jpg

rottenseedling2S.jpg


芽生えのかなりの部分が、発芽→ずーっと水浸し→身割れ根ぐされ→腐死という悲しい結末に。
難物サボは、芽生えたらすぐに植え替えて、水浸し環境から脱出させないと、こうなります。
あー、やっぱりか・・・という感じ。

さらにおそるおそる、温室に入ると・・・


burnedblS.jpg


うわわ、発根させたばっかしの松露玉が焼けてる。かー!梅雨の晴れ間は陽射しきついからなぁ。
遮光ネットの隙間からの、一瞬の直射光にやられたか。
なんとか生き延びて欲しいけど・・・日焼けが目立たなくなるのに、3年はかかりますな。

さらに・・・


rottenpl1S.jpg

rottenpl2S.jpg


おそれていた、空中湿度で溺死・・・という悲劇も。やられたのは難物サボテンではなくって、
ソマリア産のガガイモ科多肉・プセウドリトス・ハラルドヘラヌス(Pseudolithos harardheranus)。
これはショック。四角くっていい形で、結構いいお値段したし、もう6-7年育てて来た愛着のある植物。
黒くなってるところからカビてます。もうダメ。この類はいったん腐りかかると一気にいくので助けようがない。
6月に入ってからは用心して水を切ってたし、鉢内はカラカラのはずなのに・・・。
でも、この仲間では以前もこういう腐りを経験したことがあります。
原産地は極端な乾燥地なので、不快指数極大でムシムシの日本の梅雨どきには、空中湿度だけでしんどいのかも。
防ぐには、温室にエアコンつけてドライでもかけるしかないけど、ムリなので諦めよう。

ほかにも、ナメクジにくわれた多肉とか、カビてしまったり過湿で腐った実生苗などもちらほら。
たとえば、発芽まもないフォークエリア・プルプシーなど、かなり残念なのもありましたが、
全体に想定どおりの被害でした。被害ってなんの被害かよくわかんないけど。
・・・留守でネグレクトしてた私が加害者ってことかね。

・・・まあ、発見に乏しい失敗談だし、あんまり悲しい画像ばっかりなのも残念なのでこのくらいにしときましょ。


succubox100715S.jpg


そして、留守のあいだに南米から小箱が届いてました。これがやたらと軽い。中身入ってんのか?
なかみはサボテンにあらず、多肉です。ペペロミア。コショウ科の多肉。
最近はけっこう人気みたいですが、マイナーな感じが気に入って、以前からちょっとずつ育ててます。
梱包をとくと、季節柄か、三分の一くらいはカビてる。とほほ。輸入に落ちはつきものか。
カビてないのも、そもそも生きてないからカビなかったんじゃないか、と思えるくらい、干涸らびた小塊根。


pepe1007-1S.jpg

pepe1007-2S.jpg


でもまあとりあえず、植えてみる。写真にとっても茶色いイモっころで、まるで冴えませんが。
上のはPeperomia andina 、下のは P.cyclamioides と名札にある。
ただ、この業者さんの名前ラベリングはどの程度信用してよいものなのか、不明です。
南米業者さんはみなそういう傾向が強いけど、サッカーがうまい国民性=細かいこと気にしないってことなのか。
なにしろ、以前サボテンを買ったときは、許可が下りないとかいって、送金してから届くまで2年半!
その間に円高が進行して、数万円は為替差損が発生しました。
ヤフオクだったら「絶望的に悪い出品者です」とか評価されるね、間違いなく。まあ、2年半は極端だけど、
海外と種や苗を取引する場合、支払い後2~3か月待たされるのはふつうのことと思ったほうがいいです。
なかで、ドイツの業者は例外的に対応早い。日本人とドイツ人、神経質なところ似てるんでしょうね。
今回は南米からふた月で着いたのでビックリ。サイテス不要のイージーな植物だからだと思いますが。


pepe1007-3S.jpg


そいでもってこちらは枝振りが少し良いぺぺ。Peperomia chutanka sp.nova とありました。
最近たくさん輸入された「キクラミノイデス」と姿が似てますが、採種輸出元によると近縁種だとのこと。
ちなみに本来のキクラミ・・・は、上に写真を載せたシクラメンっぽい平べったい塊根だそうで、
日本にたくさん入ってきているものとはまた違うらしい。
といってもそれも「細かいこと気にしない」南米業者氏の説明だから、どこまで信頼できるかですが。
どれも高地産らしく暑さには強くなさそうなので、比較的涼しくしている難物温室の棚下に置きました。

しっかし、今回アップした写真はどれも彩りに乏しいきちゃない写真ばっかりですねー、スミマセン。
このジミなイモたちからも、秋になる頃にはみずみずしい葉っぱが出てくることを期待!



プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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