咲いた、咲いた、
仕事に追われ、ことしも満開の桜のしたでの花見はを逃しました。
でも、別世界の小温室で、喧噪もアルコールも抜きの花見の時間はなんとか確保!
ご存じのとおりサボテンの花は概してキレイなものが多いっす。
キテレツな姿、勇ましい刺、そして色鮮やかな花。
私などは、この三要素でサボテン鑑賞の円環が完結するように思うもので、写真を撮るにしても、
どうしても花が咲いていないと不足を感じてしまいます。
ヨーロッパなどでは、レブチアやロビなんかが今も人気だし、美しい花のオプンチア愛好家もいますが、
どうも日本のサボテン界では、花について注目が集まることが乏しいように思えます。
かつて伊藤芳夫さんというロビビアの大家が影響力を持っていた時代には、花サボテンは一大ジャンル
でした。でも、昨今では花を愛でるサボテン文化はすっかり衰退してしてしまったんじゃないかな。
私などは、渋好みの骨董趣味的サボ道もいいけど、素直に「花きれい!」と喜びたいとも思うのです。
ほうじゃないと、婦女子や青年たちは、みなみな多肉オンリーになってしまふ・・・。
さて、能書きはそのくらいにして、あとはPedioScleroの花たちに雄弁に語ってもらいます。
我がへっぽこ栽培場の主力、いわゆる難物サボテン(Pedio&Sclero)たちも、なかなかどうして、
美しい花を咲かせてくれるんです。
まずは、2週間まえ、まだ硬い蕾だった、スクレロカクタス・グラウカスは・・・
満開になりました。スクレロカクタス・グラウカス(Sclerocactus glaucus KY0204 Mesa Co Colorado USA)
この種は、植物体そのものはとくに派手でもないですが、整った形のピンクの花で飾られると、青みのある肌や
白、黒、赤の三色の刺なども引き立って、じつに素敵なサボテンになります。
花が咲くことで、見ごたえが倍増するサボテンのひとつだなーと。
スクレロのなかでは育てやすく、実生からでも早ければ3-4年で開花します。
つづいて
刺のなかに埋もれるように膨らんでいた蕾は、刺に包まれたまま開花。
このスクレロカクタス黒虹山ブライネイ (Sclerocactus spinosior ssp.blainei SB1015 =シュレセリ)も、
比較的育てやすく、日本のあちこちから花の便りが届きます。
作りやすい種類といって侮ることなかれ。スクレロらしい、銘品・黒虹山の名に恥じぬ乱舞する刺が、
蝋細工のような花でいっそう引き立ちます。
前々回、蕾で紹介した小型種たちも、開花しました。
ペディオカクタス・ノウルトニー(Pediocactus knowltonii SB304 San Juan Co, NM)。
ちいさなちいさな月華玉、といった感じ。森の木漏れ日の下で、ちんまり花を咲かせているところに出会いたい。
つづいて、
月の童子(Toumeya papyracantha RP91 Otero Co, NM)。このブログの最初のエントリーでも紹介しましたが、
すべてのサボテンのなかでももっとも美しい昼開白花種だと思います。
夜咲きとは違う、キラキラした白花はいくら眺めていても飽きませんねー。
最後は、例の"偉いサボテン"。
ふたつ一緒に咲くかなー?お休みの日に咲いてくれるかなー?と案じていましたが・・・
月想曲(Sclerocactus mesae-verdae SB71=KY0113 Montezuma Co, Colo)。
形も、刺も、花も、どれも抑制が効いていて、かといって渋いっていうのとも違って、まさに沙漠の野草。
この姿がみたくて、かつてSB氏が元親を採取したという自生地まで訪ねてしまいました。花には会えなかったけど。
でも、実生苗は毎年のように私のヘッポコ温室で咲いてくれています。
運良くふたつが咲いてくれたので、ことしは種が取れるかな・・・。
でも、別世界の小温室で、喧噪もアルコールも抜きの花見の時間はなんとか確保!
ご存じのとおりサボテンの花は概してキレイなものが多いっす。
キテレツな姿、勇ましい刺、そして色鮮やかな花。
私などは、この三要素でサボテン鑑賞の円環が完結するように思うもので、写真を撮るにしても、
どうしても花が咲いていないと不足を感じてしまいます。
ヨーロッパなどでは、レブチアやロビなんかが今も人気だし、美しい花のオプンチア愛好家もいますが、
どうも日本のサボテン界では、花について注目が集まることが乏しいように思えます。
かつて伊藤芳夫さんというロビビアの大家が影響力を持っていた時代には、花サボテンは一大ジャンル
でした。でも、昨今では花を愛でるサボテン文化はすっかり衰退してしてしまったんじゃないかな。
私などは、渋好みの骨董趣味的サボ道もいいけど、素直に「花きれい!」と喜びたいとも思うのです。
ほうじゃないと、婦女子や青年たちは、みなみな多肉オンリーになってしまふ・・・。
さて、能書きはそのくらいにして、あとはPedioScleroの花たちに雄弁に語ってもらいます。
我がへっぽこ栽培場の主力、いわゆる難物サボテン(Pedio&Sclero)たちも、なかなかどうして、
美しい花を咲かせてくれるんです。
まずは、2週間まえ、まだ硬い蕾だった、スクレロカクタス・グラウカスは・・・
満開になりました。スクレロカクタス・グラウカス(Sclerocactus glaucus KY0204 Mesa Co Colorado USA)
この種は、植物体そのものはとくに派手でもないですが、整った形のピンクの花で飾られると、青みのある肌や
白、黒、赤の三色の刺なども引き立って、じつに素敵なサボテンになります。
花が咲くことで、見ごたえが倍増するサボテンのひとつだなーと。
スクレロのなかでは育てやすく、実生からでも早ければ3-4年で開花します。
つづいて
刺のなかに埋もれるように膨らんでいた蕾は、刺に包まれたまま開花。
このスクレロカクタス黒虹山ブライネイ (Sclerocactus spinosior ssp.blainei SB1015 =シュレセリ)も、
比較的育てやすく、日本のあちこちから花の便りが届きます。
作りやすい種類といって侮ることなかれ。スクレロらしい、銘品・黒虹山の名に恥じぬ乱舞する刺が、
蝋細工のような花でいっそう引き立ちます。
前々回、蕾で紹介した小型種たちも、開花しました。
ペディオカクタス・ノウルトニー(Pediocactus knowltonii SB304 San Juan Co, NM)。
ちいさなちいさな月華玉、といった感じ。森の木漏れ日の下で、ちんまり花を咲かせているところに出会いたい。
つづいて、
月の童子(Toumeya papyracantha RP91 Otero Co, NM)。このブログの最初のエントリーでも紹介しましたが、
すべてのサボテンのなかでももっとも美しい昼開白花種だと思います。
夜咲きとは違う、キラキラした白花はいくら眺めていても飽きませんねー。
最後は、例の"偉いサボテン"。
ふたつ一緒に咲くかなー?お休みの日に咲いてくれるかなー?と案じていましたが・・・
月想曲(Sclerocactus mesae-verdae SB71=KY0113 Montezuma Co, Colo)。
形も、刺も、花も、どれも抑制が効いていて、かといって渋いっていうのとも違って、まさに沙漠の野草。
この姿がみたくて、かつてSB氏が元親を採取したという自生地まで訪ねてしまいました。花には会えなかったけど。
でも、実生苗は毎年のように私のヘッポコ温室で咲いてくれています。
運良くふたつが咲いてくれたので、ことしは種が取れるかな・・・。