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秋の花。


今週は所要で更新作業ができないため、
いっかいお休みです。
ちょうど栽培場では、こんな秋の花たちが
咲き始めた頃ですね。




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 Ariocarpus retusus 'confusus' SB1426, Marmelajo, Nuevo Leon



赤花三角牡丹。
日本ではそう紹介されたコンフューサス。
sp.アランベリ、と呼ばれていたことも。
岩牡丹・三角牡丹ファミリーの1タイプですが、
この花色が目を惹きます。
おなじロットの実生苗からは3割くらい、
白黄色花の個体も出現しました。
栽培場でも、なかなかふっくらしなくて、
ちょっとだけ気難しい印象のアリオカルプス。







テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

花咲く温室で

   
3月になると、水やりがはじまって、植え替えも本格化します。悪い虫も元気になるので
薬まきなんかもするし、実生の準備もしなきゃいけない・・・で、時間がぜんぜん足りない!
花もつぎつぎに咲くので写真を撮るのですが、これもけっこう時間がかかる。
でも、サボテンたちの晴れ姿をゆっくり眺めるのは至福のときなので、最優先です。




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               Ancistrocactus brevihamatus SB376 Val Verde Co.Texas




アンシストロ玄武玉(Ancistrocactus brevihamatus SB376 Val Verde Co.Texas)が
咲いていました。抹茶メタリック、とでもいえばいいのか、渋いけれど鋭い色彩の花です。
アンシストロカクタスは、最近は悪名高い難物属スクレロカクタスに編入されているので、
その名で種などが売られていることもあります。本家スクレロほどではないけど、やや難物。
春から初夏の成長期以外に水をやると、軟質のイモ根がすぐ腐ります。なので、同居人は、
同じくスクレロに編入されることもあるエキノマスタスの桜丸です。




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                Echinomastus intertextus   KY0222 El Paso,TX




その桜丸(Echinomastus intertextus KY0222 El Paso,TX)も開花しています。
私にとっては中学生のときに最初に種を蒔いて以来、特別な思い入れのある植物です。
編んだ籠のような緻密な刺。桜色の花にピンクの柱頭。毎春この花に向き合うのが
ソメイヨシノのお花見とおなじくらい、季節の恒例行事になっていて、このブログにも
ほぼ毎年登場してます。この株は自生地で得た種を蒔いたもので、ファインダーの
むこう側にテキサスの荒原を思いうかべたりしながら、かしゃり。




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                Eriosyce clavata  KK100 Islon, La Serena 300m




南米からは、錆びたスチールみたいな、重たくワイルドな風貌のエリオシケ。
これも開花期間のながいサボテンで、真冬からポツポツ咲き始め、少し前に満開となり、
いまが最終盤。エリオシケのなかでも、むかしネオポルテリア(Neoporteria)と
呼ばれていた仲間で、ひとつの花が2週間くらい咲き続けるのがサボテンでは珍しい。
このKK100には、クラバータ(Eriosyce clavata KK100 Islon, La Serena 300m)と
名前がついていますが、昔から暗黒王と呼ばれるタイプとはは肌の感じがかなり違う。
ネオポルには珍しい、まるでコピアポアのような肌合いと刺の植物で、成長も遅い。
いかついボディと透明感のある花がなんとも言えずいい感じです。




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            Mammillaria sanchez-mejoradae Nuevo Leon,Mexico




最後は正反対にふんわりやさしいマミラリアの白い花。
サンチェスメヨラダエ(Mammillaria sanchez-mejoradae Nuevo Leon,Mexico)は、
せいぜい親指くらいのサイズにしかならない小型のマミラリアで、ふんわりフェザーの
ような刺は、痛くないのでついつい触ってしまう。ほんのりピンクの小輪の花は、
けっこう長い期間たくさん咲いてくれますが、花粉をつけてもうちではなかなか
結実しない。稀少種なので、ちゃんと次世代を残したいのですが。
ことしは果実が稔ってくれるかな。







テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

インスタから見えてくる世界。

     

このブログと並行して、インスタグラムをはじめたのが約3か月前。
植物オンリーでほぼ毎日1枚ずつポストしてちょうど100枚になったので、その中から
反響の大きかったものを、何枚かこちらに掲載してみます。
なんだ、インスタのマル再かい、と思われたらその通りなんだけど、再録して並べると見えてくることも。

半分くらいはスマホで撮って出し、残り半分はデジタル一眼で撮影したものですが、
このサイズで正方形に切り出すと、案外違いがわからなかったりします。スマホのカメラは
色彩がきつめに出るので、一眼撮影分は、アプリ上で色の修正を多少行うことでトーンを揃えています。
過去100ポストのうち、もっとも好評だったのがこの一枚です。




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         Conophytum lithopsoides ''kennedyii'' SB631 ♡×1550




最も多くの人が♡マーク(いいね!のしるし)をつけてくれた写真は、開花中のコノフィツムでした。
♡1500というのが絶対値で多いか少ないかは別として、私の投稿では一番好評でした(2016.12/2現在)。
特別な珍種でもないし、巨大群生でもない。ただ、写真が伝える空気感、秋のひやり乾いた空気のなかで咲く、
スマートな花と、鮮やかな緑の肌の対比が、そのとき見た人の肌感覚とマッチしたのかも知れません。
マニアックな人だけが触れる場ではないので、開花中のメセンの写真はどれも好感度が高いようです。
そして、どちらかというと不人気傾向のサボテンのなかで、全体の2位になったのがこれです。




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          Discocactus horstii  HU 360  ♡×1027




夜咲の球形サボテンが一斉に開花している、というのがインパクトがあったのか、夜投稿したのがよかったのか、
わりと大勢の人が気に入ってくれた模様。こうした一斉開花は、ディスコカクタスに限らず、たくさんのサボテンを
育てているとしばしば経験することで、自然の妙を感じますね。ともあれ、サボテンはぜんたいにあまり人気がない。
とくに難物サボテンなどは、写真1枚でストーリーを伝えるのは難しいので、なかなか認知してもらえそうもない。




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          Eriospermum namaquanum  ♡×781




このあと3番目もメセンで、ランキングがメセンばかりになるので飛ばして4番目の謎球根、エリオスペルマム。
この属のアイコンともいえる付属器がない、平凡な葉っぱなのですが、フォルムと色合いが綺麗なのが好まれたよう。
地味なのでスルーされると思ったので意外でした。




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           Lithops terricolor C345A 'Speckled Gold'  ♡×737
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           Conophytum burgeri SH 409  ♡×709            




リト、コノ、とメセンがつづきます。ブルゲリは世界中のだれがみても奇妙でかわいらしい植物なんでしょうね。
タイとか中東とか海外からのコメントもたくさんつきました。純熱帯圏で冬型多肉を育てるのは大変だろうな、と。
インスタのユーザーは平均年齢が若いせいか、サボテンより多肉、なかでもエケベリアが圧倒的人気です。
いわゆる多肉ガーデニングっぽい世界。私はその範囲はカバーできていないので、投稿素材がありませんが。
メセンもまずまずの人気のようですが、特にコノフィツムなどは日本よりも韓国などに熱心な投稿者がいますね。




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           Agave victoriae-reginae variegata  ♡×625
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           Albuca namaquensis  ♡×583               




アガベ笹の雪に、クルクル葉のアルブカ。どちらもわりと普及している植物ですが、色鮮やかだったり、
形がユニークなものは好まれる。どちらもスマホで撮影したものですが、クルクルリーフになかなか
フォーカスがあわなくて苦労しました。そもそもフォーカスリングがついてないからね。
インスタの世界ではアガベやソテツ、ディッキアなどにも熱烈なファン層が存在します。
チランジア人気には驚きませんが、ディッキアが熱いのにはビックリ。私はマイナーだった頃から好きなので、
ちょっと嬉しかった。一方で、テレビに出るほど有名になったハオルチアは、その人気ほどには盛り上がって
いないように思えます。植物の値段も、ファンの年齢層も高いせいでしょうか。
そして、インスタ的ボタニカルライフの極みが、コーデックスです。




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          Othonna herrei (grown from seed) ♡×544
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     Pachypodium densiflorum 'crisped flower form' (grown from seed)  ♡×454




数多くのユーザーが様々な写真をポストしていて、そこには住宅やインテリア、車や食事、アート、ときには
休暇のリゾートでの過ごし方まで、生活風景の断片が写しこまれていたりします。洗練された暮らしの一角を、
エキゾチックな塊茎植物が彩る。そういうライフスタイルを共有する同世代が集っている空間、という感じです。
私の場合、部屋に植物を飾ることもありますが、なにしろ数が多くなってしまったので、大半はビニールハウスに
ビールケース並べてべニア板敷いて・・・てな状況で栽培しているため、インスタ的文脈では「農家さん」という
カテゴリーに入るようです。実際にそう呼ばれることもあり、種から育てるが信条なのでじつに光栄ですが、
ほんとうの農家さんの仕事っぷりも知ってたりするだけに、大変に恐れ多い。
いや、ほんと、都会的な、ただの趣味園芸家です(断言)。コーデックスの写真、殆ど畑で撮ってますけどね^^;。

最後にもう一枚。




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     Sclerocactus spinosior ssp.blainei  RP136 ♡×308 大健闘!




で、私のインスタグラム(instagram)は、↓こちらです。ぜひフォローしてみてください。

 
            shabomaniac_2016


パソコンでも見るだけなら見られるし、好きな種類の植物だけを選んで閲覧することも出来ますが、
おすすめしたいのは、いま世界で、どんな人たちがどんな風に植物たちと向きあっているのか、
暮らしのなかで楽しんでいるのか。スマホ片手に朝、昼、晩、休日、それぞれの人と植物の表情。
季節の移ろい・・・眺めているだけでも楽しいですよ。














テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。
著書「珍奇植物 ビザールプランツと生きる(日本文芸社)」

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