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夏休み。

ようやく休みがとれたので、出かけます。
サボテン旅行ではありませんが、自然のなかで過ごす夏休みです。
もっとも、休暇とは名ばかりで、いつものとおり移動しっぱなしのキャラバン。
というわけで、ブログの更新は一回お休みしますm(_ _)m。



IMG_7276S.jpg
                 Eucrosia bicolor


写真は、ヒガンバナ科のEucrosia bicolor 。不思議な雰囲気の花です。
あまり見かけない南米産の夏型球根ですが、この苗はタイから届いたもの。
彼の地ではよく栽培される植物だそうです。

残暑という語感にぴったりの、風の止まった晴れたり曇ったりの日。
夕方にはまたスコールがザーッと来そうです。最近は東京も熱帯になったみたいだ。
まとわりつく熱気に、じんわり赤い花がにじみます。


帰ってくる頃には、いくらか涼しくなってるのかな。


テーマ : サボテン・多肉植物・観葉植物
ジャンル : 趣味・実用

あれから10日。

震災から10日過ぎました。
被災された方々には、 心からお見舞いを申し上げます。

その瞬間は、都内の地下鉄車内にいて、いつまでも収まらない振動と、それに続く静寂のなかで、
言いようもない不安がこみ上げてきたのを覚えています。駅構内から地上に出ると、繋がらない
携帯を握りしめた群衆が街路を埋めていました。災いは通り過ぎたのではなく、これから始まるのだと、
その時、知らされました。

我が家は震源地からは遠い首都圏ですが、それでも戸棚が倒れたり、ドアが歪んで開かなくなったり、
多少の被害があったと家族から電話で報告を受けました。
私は、仕事柄しばらくは家にも帰れない日々となったたのですが、数日後に着がえを取りに家に戻った際、
温室を覗いて愕然としました。ほとんどの鉢がドミノ倒しのように転がり、コンクリートの地面は落ちて
砕けた鉢で足の踏み場もない状態。咲きかけの蕾がまき散らされた土からいくつも覗いていました。
我が家の周辺の地盤の緩さゆえか、温室の建てつけの問題か、なかはめちゃめちゃでした。
このときのようす、写真には撮ったのですが、津波に呑まれた町町の惨状に引き比べれば、およそ人さまに
お見せするなど甚だ見当違いだと思うので控えます。

阪神の震災のときは、発生から1か月のあいだ被災地で過ごしました。
当時、東京のひとと電話で話したりすると、気持ちの温度差に愕然としたのを覚えていますが、
今回は東京にいても被災地が地続きであることを実感します。
我が家の周辺でも、まずガソリンがなくなり、スーパーの棚から水や保存食、トイレットペーパーなどが
消えたそうです。電車の動かない朝には、都心部へ向かう道路を背広の人たちが列をなして歩いてゆく風景が
現れました。

いまも繰り返される余震や、破壊され熾りつづける原子力発電所が、漠然とした不安を掻きたてるようで、
10日が過ぎてなお、かつての日常は遠いところにある気がします。
あたりまえのことだと思ってきた世の中の成り立ちや仕組みが、どれほど脆く壊れやすいものなのか。
もしかしたら再び戻ってくる日常は、かつてと同じものではないのかも知れません。
もちろん、いたずらに悲観しても仕方ないことは言うまでもありませんが・・・。


winklerifl0318S.jpg
         Pediocactus winkleri in bloom, ten days after huge earthquake.


このブログに、植物と関係のない話を書いたのははじめてです。でもなんと言うか、ひとことも触れずに、
春の花を語る気持ちになれませんでした。週末に、ようやく個人的な時間を多少なりとることが出来たので、
大慌てで温室の復旧作業にあたりました。春の成長期もこれからという時期に、根っこを引きちぎられ、
地面に1週間あまり転がされていた彼ら彼女らも、不憫といえば不憫です。
私はと言えば、散らばった土や鉢の破片を片づけ、植物たちを元どおり植え直しながら、なぜか気持ちが
ぼんやりとしてしまうのでした。

写真はたまたま難を逃れたペディオカクタス・ウインクレリ(Pediocactus winkleri,Notom,Wayne Co,UT.)。
十数年まえ、ユタの荒野から種でここまでやってきて、ここで地震にあいました。これも数奇な運命。
すっかり春の陽射しを浴びながら、うす桃色のシルクのような花を、ことしはみっつ、咲かせていました。







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プロフィール

shabomaniac!

Author:shabomaniac!
沙漠植物を中心に、世界中の面白い植物を栽培中。主に種子からの育成に力を入れています。植物とのつきあいは、幼少時代から40年。著書:
「珍奇植物 ビザールプランツと生きる」
(日本文芸社)
「多肉植物サボテン語辞典」
(主婦の友社)

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